あらすじ
ジョージ・シーモア公爵は、エリン・チャーチ伯爵令嬢と結婚した。没落寸前のシーモア公爵家への援助と引き換えの、純然たる政略結婚。公爵家として屈辱的な婚姻であったことや、他に愛するひとがいたジョージは、なんと結婚初夜の寝室で、嫁いできたエリンに向かって白い結婚であることを言い渡してしまう。しかし、この婚姻に不満があったのはジョージだけではなかったようで、エリンは平然とこう返した。「あら、そう。それは渡りに船だわ」エリンはチャーチ伯爵の庶子であり、生まれ育った劇団の存続を盾に強要され、腹違いの姉の代わりとして嫁がされてきたのだった。この日より、エリンによる公爵家の改革が始まるーー。公爵夫人を完璧に演じきり、領地経営を立て直せ!舞台女優エリンの華麗なる復讐劇、ここに開幕!
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ヒロインの逞しさが眩しいくらい
ヒロインのお母さんがとても可哀想な生い立ちです。でも、お母さんの愛情たっぷりに育ったヒロインは、とても賢くて逆境を覆す力を持った、とても魅力的な頭の良い人でした。読んでいてとても気持ちが良かった。
1????
キレイに完結していると思いますが続くのですか?
取り敢えずとても面白かったです。ヒロインが復讐を最大目標にして恋愛を全力カットしているので復讐劇がより緻密になって面白かったです。 伯爵(ヒロインの父?)に復讐したいのが、ヒロイン、ヒロインの実母、ヒロインの義母(伯爵夫人)が伯爵憎しで愛憎もなく(誰も伯爵を愛してない)で女同士結託して伯爵を追い込んでいくのも良かったです。
ヒーロー?の結婚相手ジョージはこれ程情けないヒーローはあまり無いけど、だからこそ恋心0でジョージの恋人ジュリアと友情を育めるというものです。いや、ホントこの男要らない!
最後、3人、家族?兄妹?みたいに強く結ついているのも好ましい。
虐げられ続けたヒロイン実母が最後に伯爵がこだわったヒロインの実父の立場をもしかして王弟の種かも?と復讐するのも腹黒くて良かった!
ストレス無いスッキリする復讐劇です。 本当に2巻あるの?
ヒロインの復讐劇が主題で、結構面白かったです。周囲の人々もなかなか魅力的で、ヒロインもきっぱりとした性格で、物事を進めていくのが清々しい感じ。
ヒロイン母のサンドラがあまり出てこなかったけれども、全力で娘を守ろうとするところとかは親子だなあと思ったり。以前はかなり不憫な感じもしますが劇団長と幸せに暮らせてたのかな。
善き人
エリンは美人で度胸があって、商才まである。なのに、驕らず、なんだかんだ面倒見もいい。だから、もう少し…、いや、幸せいっぱいになって欲しかった。
フィリップは物凄くヘタレだったんですね。結局、謝れず終い。謝れなかったからアタックしなかったてこと?