あらすじ
ひょんなことから異界に招かれた主人公たちを描いた作品集。「ハンカチの上の花畑」「三日月村の黒猫」など、中編4編とエッセイ。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
本作は短編というより中編。
・ハンカチの上の花畑
→既読。子供時代に読んだので、よく覚えているのだが、今読むと、飲酒運転。。。というつまらない発想。。
楽しくてたまらなくなる気持ちを『おもちゃの兵隊を、机の上に並べた時の気持ちに似ています。それから、砂場で小さな線路やトンネルをつくり、そこに電車を走らせた時の気持ちにもにています。ああ、そういう小さな世界にさよならをしてから、いく年すぎたでしょうか。』
確かに。。
ラスト、これまた大人になって家の価格を知っているだけに、家はどうなったのか、軍資金は??とこれまた違った意味で恐くなってしまった。。ツマラナイ大人。。
・ライラック通りの帽子屋
→既読。ライラックの香りが気になっていたけれど、鳩居堂で香袋を購入。自然の香りはまた違うだろうけれど。
戻ってくるのが、なるほど。。 子供時代に読んだら奥さんもっと優しくしてあげれば、と思うけれど
これまた大人になった今、生活があるしなぁ。。とも思ってしまった。。
大人になって、子供向作品を作れる人達って凄い。
・丘の上の小さな家
→浦島太郎もびっくりの残酷な展開だと思ってしまった。
そのまま自分も新たな生贄(と言ったら失礼だけれど)を迎え入れて。。といった展開にはならず、自分のかなえられなかった夢を少女の為に叶えようとするかなちゃん。。おかあさんのこともあるし、どうか、寂しくない人生を歩んでほしい。。
これは今後も忘れなそうな物語。
・三日月村の黒猫
→さちおは、子供のまま戻れたのか、とか思ってしまった。おばあさんはある意味残留思念??
猫は、旦那さんが戻ってきてくれて嬉しいだろうな。
エッセイ
・「昔覚えた詩」
リズムか~。坂上田村麻呂、とかもそうかも。
谷内六郎氏、見たころある!!カレンダーにもよく使われていたような。
『そのくせ、意味も分からず暗唱した…七五調のせいで、ちゃんと口ずさめます。…詩のリズムというのは、食べ物にしたら歯ざわりのようなものでしょうか。味わいとは別のものでしょうに、ふしぎな力をもっています。』
・「わたしのアンデルセン童話集」
蕗谷虹児氏。こちらは初見。それこそ、安房直子氏の挿絵といったら牧村慶子氏のイメージが強すぎて。。
原画展とかないかなぁ。。
・童話と家事と
『腕のいいコックさんは、どんなに月並の材料を使っても、それを、たちまち独創的な素晴らしい一品に仕上げるのだ。童話も同じこと。台所の野菜が歌をうたい、おなべがくるくる踊る話だってできるのだ。』
・家の中の仕事
『それにしても、家の中の仕事というのは、凝りだせば、きりがなく、逆に、手抜きをすれば、いくらでも簡単になる、まるで伸縮自在のお化けみたいなもので、どちらをとるのも、その人の自由ですけれど、一度、際限なく凝ってみますと、これは、たいへんおもしろいものだとわかるもののようです。』
ご存命だったら、子育てエッセイとかも出版されたのかなぁ、とも思ったり。。