【感想・ネタバレ】世界を支えるすごい数学 CGから気候変動までのレビュー

あらすじ

ケーキ分割問題×選挙、フェルマー×暗号、四元数×CG、フラクタル×気候変動……。現代数学と日常世界の知られざる接点を紹介。もう数学が役に立たないなんて言わせない!

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Posted by ブクログ

やさしそうな見た目とは裏腹になかなか読み応えのある難しさの本でした。


かつて、数学とは何かを数値化するために使うものでありましたが、現在、さまざまなことが自動化されたおかげで、使うものではなくなってきています。

例えば、お釣りの計算はレジでやってくれますし、目的地の最短ルートはわざわざ地図と睨めっこする必要もなくなりました。
数学はこうして使うのではなく、「欠かせないもの」として変化していった、と冒頭で述べられています。

また、数学は、作られた当初の目的とは思いもよらない形で利用されていることが多く、この本においても、そんな数学が主に取り扱われております。


何か新しいものを生み出すとき、予想もしていない使われ方をすることはよくあります。もちろん悪用も含まれています。

しかし、技術を自分のものだけとせず(ただし、誰が作ったか、は明確に残す必要はあります。)誰もが使えるようにすることで、驚くほど快適に過ごす環境づくりの役に立つかもしれません。

…ただし、この本はやはり難解で、読み終わりましたが消化不良に陥りました。時間をおいて再トライしてみようかと思います。

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2023年01月22日

Posted by ブクログ

数学のすばらしさを伝える良い本なのですが、私には難しかったので星3つ。
ある分野を念頭に考え出された数学が、まったく違う分野で大活躍している、不合理な有効性の例が列挙されている。選挙区の区分けの公正さを記述する数学、巡回セールスマンとP=NP問題の関係、ハミング距離を使う画像認識は次元を小さくするために敵対的サンプルを簡単につくれる、腎臓移植のドナー選びにグラフ理論が使われている、RSA暗号や楕円曲線のしくみと量子コンピュータでも破れない暗号、シュレジンガー方程式と複素平面の関係、コンピュータグラフィックスの回転に使われる四元数、ばねの不良解析に使われたカオス挙動のアトラクター、CATスキャナに使われるラドン変換、画像圧縮に使われるハフマン符号、フラクタル、ウェーブレット変換、GPSに使われる乱数発生器とメルセンヌ素数。北極海の氷とイジング、ビッグデータの解析とトポロジー理論。 これらが理解できれば数学者になれる。

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2023年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数論や四元数、トポロジー、ウェーブレットなど学校教育では学ばなかったような数学が世の中でひろく応用されているという話題。一つ一つの章が短めで数学的な詳細にはほとんど触れられず、もう少し数学的な解説があるとよいかなぁ。。。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

文字通り様々なことを数学で分析した一冊。

数学の基礎的な素養が十分でない自分には難しく感じた。

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2023年04月02日

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