【感想・ネタバレ】芦屋山手お道具迎賓館のレビュー

あらすじ

誰も知らない織田信長を、お道具さんたちは知っていたのです。――神戸山芦屋のとある古い館で、本能寺の変で焼失したとされる名品「白天目茶碗」が掘り出された。ところが、白天目茶碗の付喪神である「シロさん」は、どうして自分が割れずに残ったのか、自分自身の来歴さえ思い出せない。シロさんはなぜ芦屋に埋まっていたのか? 本能寺の変の真相は? シロさんの持ち主である「先生」、茶道具を偏愛するアラブ人の「ほうっかむりさん」、そしておしゃべりで無邪気なお道具たち(※国宝級)が繰り広げる、異色の骨董ファンタジー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本能寺の変で焼失したとされる名品・白天目茶碗が芦屋の邸宅で掘り出された。白天目茶碗の付喪神である『シロさん』は自身の来歴さえ思い出せない。そこで、新しい主人である『先生』はシロさんを国宝級の茶碗や茶壷に宿った付喪神たちと引き合わせ、記憶を思い出させようとするが……。

個性豊かな茶道具たちがおしゃべりに興じている場面や、先生とシロさんの穏やかなやり取りに心がホッコリ。しかし、巻末の登場お道具紹介で全てが焼失or行方不明であることを知り切なくなった。
特典の小冊子には美麗なイラストが掲載されていて眼福。

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2023年02月04日

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