あらすじ
「絶対、あきらめないで。待ってるからね。ずっと、ずっと」。美術館で受け取ったのは、亡き祖母からのメッセージ――。作家志望でライターの亜衣は、忙しさを言い訳に遠ざけていた祖母を突然喪ってしまう。後悔と孤独に苛まれる亜衣を救ったのは、お節介な年上の隣人だった(「豊饒」)。傷ついても再び立ち上がる勇気を得る極上の美術小説集。
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Posted by ブクログ
久しぶりに読んだ原田マハさんの美術小説。
どの章も心がぎゅっとなる痛みと安らぎが詰まっていてとてもお気に入りの1冊になった。
特に、さざなみは大好きなモネの睡蓮が出てくるのでお気に入り。
地中美術館の睡蓮は1度見に行った事があるけど、
私もその時主人公と同じように、睡蓮にパワーと癒しをもらって長いこと眺めていたこと、また会いたいと思った情景と気持ちを思い出した。
また近々、睡蓮に会いにいきたい。
Posted by ブクログ
アートと文章、どちらにも心を奪われて満たされた。
一番好きだったのは最後のモネの睡蓮に会いに行く話。
仕事が忙しくて病気をしてしまった主人公が入院して、その先のテレビを見たら直島がありそれに魅了され、退院してすぐきてしまう話。
この絵は生きているんだ、というセリフがすごく考えさせられた。強い気持ちを持って絵と会話をし、一つになり、絵が生きているのを感じる瞬間ば自分にはあるのだろうか?生きた絵を、見たことはあったかな?と自問した。
一度だけ行ったことがあるけれど、また行ってみたいなと思った、原田マハ作品は本当に自分もアートと触れたくなる