【感想・ネタバレ】思考技術のレビュー

あらすじ

――答え=正解のない課題にどう立ち向かうか?――

★3000人以上に「考え方」を教えてきた元戦略コンサルの著者が記す思考の秘訣!

★この1冊で「考えること」が楽しくなる!
★ベストセラー『変える技術、考える技術』『フェルミ推定の技術』の著者、待望の4冊目!

(本書の内容)
第1章 「答えのないゲーム」の戦い方をしませんか?
▼「答えのないゲーム」にはこの゛3ルール″
1「プロセスがセクシー」=セクシーなプロセスから出てきた答えはセクシー。
2「2つ以上の選択肢を作り、選ぶ」=選択肢の比較感で、゛より良い″ものを選ぶ。
3「炎上、議論が付き物」=議論することが大前提。時には炎上しないと終われない。

第2章 「示唆」
▼ファクトから示唆=メッセージを抽出するためのキーワード
1「見たままですが」
2「何が言えるっけ?」
3「それは何人中何人?」

第3章 「B◯条件」
▼炎上を回避し、議論を健やかにする思考技術
1A(自分の意見)とB(相手の意見)を真っ向から対立させて議論してしまうと、「答えのない」ゲームにおいては、「水掛け論」になってしまう。
2だからB(相手の意見)を完全否定してはいけない。相手の意見を少しでも、否定した瞬間に水掛け論に突入する。
3だからB(相手の意見)が成立する「条件(b)」を提示して、その「条件」を否定(a)する。

第4章 「ゲーム&ゲーム」
▼思考プロセス、問題解決プロセスを体得する
1論点を立てる。
2ファクトから示唆を抽出する。
3仮説をつくる。
4仮説を検証する。

第5章 「5つのゲーム感覚」
▼「答えのないゲーム」とその先へ
1答えのないゲームVS答えのあるゲーム
2ボジョレー思考VSロマネコンティ思考
3理解ドリブンVS暗記ドリブン
4100分の70VS100分の3
5アーティストモードVSクリエイターモード

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Posted by ブクログ

ネタバレ

高松氏の本
シンプルに口癖化するなど、シンプルながら大事な部分を多く押さえておりさすが感を感じる一冊
にもかか構文、B◯条件など、コンセプトメイクが秀逸。
最後の理解ドリブンではなく暗記ドリブンというメッセージが刺さった。

メモ
・答えのないゲームの戦い方の3ルール
  1プロセスがセクシー
  2 2つ以上の選択肢を作り選ぶ
3 炎上議論がつきもの
・示唆を身につけるための口癖
  示唆はファクトから言えること
  何が言えるっけ
  見たままですが
  それは何人中何人
・示唆には対比がセット
  ⭐︎にもかか構文 ファクト・常識を対比させる
・B◯条件 相手の意見が◯となる条件を提示して、その条件を否定する。相手の意見を直接否定せず、まず認めた上で話を進める方法
 相手の意見に直接触れないことが重要
 張り切って相手の立場になって考えてみる
 相手の意見がどういう場合、条件、シチュエーションであれば、自分にとっても◯になるだろうか
・イをムに理論  イライラをムラムラに変えるとストレスが大きく緩和される
・ゲーム&ゲーム
  論点設定はmEcEであること以上に重要論点が切り出せていることが重要
  項目が三つ以上並んだら順番には意味があると考える
・示唆を出す際には違和感を大事にする
・そんなわけないじゃん、まるまるじゃん。で仮説を検証する
・示唆とはファクトから言えること
 論点の方向性にあわせて抽出する
 論点の仮説が立てやすくなる
・仮説を作る
  意識するファクトと辻褄があっていることは重要だが、そのほかのファクトと辻褄を合わせることは気にせず、とにかく仮説を作り出す
・なんとなく解き始める理解ドリブンでなく、暗記したことを頭に浮かべ、教えを元に解き始める暗記ドリブンが答えのない世界では重要。答えがないので間違ってるかわからないから。
・難題に出会う、暗記したことを思い出す、それを頭の中に浮かべ、その教えをもとに解き始める

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2024年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

考える力はスキル。だから身につけられる。

1ページ目に書かれているこの文章に勇気付けられました。

以下を実践して、スキルを自分のものにしよう。

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術』は、現代のビジネスや人生において「正解のない課題」にどう向き合うかを、実践的かつシンプルなフレームワークで解説した一冊です。著者はコンサルタント経験をもとに、論理的思考や議論のコツをわかりやすく体系化しています。

特に印象的だったのは、「B○条件」という議論術。相手の意見を頭ごなしに否定せず、「その意見が成立する条件」を明示し、その条件が今回は当てはまらないことを示すことで、感情的な対立を避けて建設的な議論ができるというものです。これは、単なる妥協や折衷ではなく、論点を一段深く掘り下げて合意形成を目指す技術だと感じました。実際、本書のあちこちでこの考え方がさりげなく使われていて、著者自身が実践していることが伝わってきます。

また、第5章で紹介される「5つのゲーム感覚」もユニークです。たとえば「ボジョレー思考 vs ロマネ・コンティ思考」では、成長や生産性を追い求める姿勢と、自分で決めたゴールを大切にする姿勢の違いをワインになぞらえて説明しています。どちらが正しい・優れていると決めつけるのではなく、状況や自分の価値観に応じて意識的に選ぶことの大切さを強調している点が、現代的で好感を持ちました。

本書は、学校教育や従来の「正解主義」的な思考が現実のビジネスや人生では通用しなくなっていることを前提に、「自分が今どんなゲームをしているのか」「どの思考モードがふさわしいのか」を自覚的に選ぶことを提案しています。無意識に一方に偏ると、現実とのミスマッチやストレス、成果の出ない苦しさにつながる――この指摘には大きく頷かされました。

さらに、他の思考フレームワーク(TOCの対立解消図やシステム思考、両極思考など)との比較も試みましたが、本質的には「対立の背後にある条件や目的を明らかにし、統合や新たな解決策を探る」点で共通していると感じます。そのうえで、本書のB○条件は現場で即使えるシンプルさが魅力です。

読書を通じて、単なる知識の暗記ではなく、「条件を明確にし、柔軟に思考モードを切り替える」ことの重要性を再認識しました。議論や合意形成の現場で迷ったとき、まず「どんな条件なら相手の意見が成立するのか?」と問い直すクセを身につけたいと思います。

全体として、思考法の入門書としても、現場で使える実践書としてもおすすめです。特に、チームでの仕事やクライアントワーク、複雑な意思決定に悩む人には大いに役立つ内容だと感じました。

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2025年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

答えのあるゲームVS答えのないゲーム
アーティストVSクリエイター
ボジョレーVSロマネコンティ
理解ドリブンVS暗記ドリブン

見たままですが→何が言えるか→何人中何人

にも関わらず、ということは、に違いない構文

とりあえず作業は炎上。論点出し=何を満たせば分かったと言えるか。ファクトから論点に答える示唆だし、類似例捜索。仮説を立て、リアリティで検証

違和感は論点の持ち主の意図、普通ならこうだろうとの差分

仮説思考は四の五の言わずに答えを作る

プロセスセクシー、炎上、2つ以上

B◯条件=何が成り立てば相手の言い分もクリアになるか、で言い返す

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2024年02月13日

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