あらすじ
[新装版]『二十歳の原点』三部作の第一弾となる本書は、二十歳と六か月で、その生涯を自ら閉じた著者が、十四歳から十七歳までの青春時代を綴った日記です。自分自身、両親、姉弟、クラスメイト、部活動の仲間…について語られていく少女の際立った感受性豊かな、心の断片を繋いだ記録です。本来他人に読まれる機会のない日記という形態だからこそ、自己の深い内面が何のてらいもなく披露された、この稀有な青春の手記にぜひ触れてみてください。痛々しいまでの純粋さとは、普遍性を持った文学的なテーマであることを思い出させてくれるはずです。新装版は、当時の時代背景を知らない世代にも読みやすいように一部脚注を付しています。また、著者が実際に日記を綴っていた大学ノートが横書きであったことを考え、より“個人の日記”という雰囲気を感じていただくために横書きの文字組デザインに変更しています。帯の推薦文は「この本はわたしの『青春のバイブル』の一冊でした。――桜庭一樹」。
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Posted by ブクログ
14歳から17歳まででここまで「がんばれ」と自分を励まし続け、友人を尊び、将来に悩んだことがあっただろうか。私にはきっと絶対ないんです。高野さんの大学時代の日記は新潮文庫で卒業論文のために1度読みました。そのときも誠実に生き過ぎたのだなと思いましたが、14歳からすでに「がんばれ」「ファイト」と甘えを許さなかった高野さんからは痛々しさを感じます。素直で誠実。自分を甘やかしている感じがしない。高野さんの答えを知っているからこそ、読んでいて寂しくなってくる。生きていてほしかった。