【感想・ネタバレ】龍と魔法使い 7のレビュー

あらすじ

フウキ国を出て、旅を続けるタギとシェイラ。龍の背骨山脈に住む火龍(かりゅう)、イェンセンのところに居すわり、二年が過ぎた。ある日、山向こうの龍の夫婦が突然とびこんできた。生まれてまもない星竜(スタードラゴン)、セフィンが家出したと言う。タギたちは、セフィンを捜してランギンの街へ行くことに。そこで魔物におそわれている娘を助けた二人は…。魔法使いタギが大活躍の人気シリーズ! 【電子版『龍と魔法使い』には、紙版の挿絵は収録されていません。ご購入の際はご注意ください。】

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Posted by ブクログ

10年ほど前に大好きだった榎木洋子先生の人気シリーズ「龍と魔法使い」シリーズの1冊。
柄の悪い(笑)魔法使いタギと、風龍の少女(人間に姿を変えられる)シェイラ、そしてこの2人をめぐる人々の話なんですが、この巻は長い本編の中の番外編?というか、1巻完結風味のお話で、「町外れにあるボロ宿屋」を守るお話で何だかサモ4風味!と思わず読み直したのでした(オイ)。
この巻は「りゅーま」知らなくても楽しめる1冊なんでないかと…凄い水戸黄門なお話です。
健気な女性、わんぱく少年、悪の借金取りなどお約束です。
このお話で書かれている本編的な側面は、後に切ないほどにタギにかなわぬ想いをよせることになるシェイラの「無理な背伸び」が垣間見えるとこですね。
とはいえタギもシェイラのことはとてもとても大切なんです。
が、彼には愛する女性が別に現れることになる。この巻の次の巻でその相手は登場しますがその伏線もチラリと登場。
ちなみにタギがシェイラと後に妻になるリデルに寄せる想いの形は、大分先の巻で占いのシーンがあるのですが、
シェイラ「星」「金貨」「愛」「女神」
リデル「聖母」「春」「恋人」「永遠」。
う~ん凄い。ちなみにこの想いを抱くタギはこの時シェイラは行方不明(と言うと語弊がある)で、彼女を探すタギは妻リデルとあえて離れていました。
そんなときに彼はこんな想いでいるのです。
種運命のアスカガで悶々していた時、凄く唸りましたね。

ちなみにこの7巻には極めつけが。
お料理が大好きなおふざけ龍(大笑)が登場し、自慢の料理を披露するのです。
さびれた宿にお料理に災難!萌えー!
あとこの巻とこの前の巻に登場するゲストキャラの剣士さんは、この巻では1ページしか登場しないタギの親友にソックリです。
穏やかな物腰なのに怒らせると怖そうな…てまじめ青年さん。好みです(笑)

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2009年10月31日

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