【感想・ネタバレ】ミカ×ミカ!のレビュー

あらすじ

『ミカ!』で大活躍の双子、ミカとユウスケが、中学生に。「女らしいってどういうこと?」ある日“オトコオンナ”といわれるミカが、ユウスケに聞いた。ミカは、人気の男子に告白して「もっと女っぽい子が好き」と振られたらしい。恋におち、スカートを穿いて、変化してゆくミカに戸惑うユウスケ。しかし、ユウスケにも告白してくる女の子が現れた! その上、前作で離婚した父さんまで恋をしてる? 芥川賞作家が、中学生の日々を爽やかに描く『ミカ!』第2弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【本の内容】
「女らしいってどういうこと?」ある日突然、男勝りのミカがユウスケに聞いてきた。

青いインコによれば、ミカはどうやら振られてしまったらしい。

恋をして変化するミカに戸惑うユウスケ。

そんなユウスケにも告白してくる女の子が現われて…。

中学生になった双子の日常を爽やかに描く「ミカ!」第二弾。

[ 目次 ]


[ POP ]
双子という存在は、兄弟姉妹の中でも特に不思議に思える関係である。

男女ひとりずつの双子は特に。

自分とそっくりな顔をしているのに性別が違うというのは、いったいどんな感覚なのだろうか。

この小説の主人公ユウスケとミカも双子の兄妹である。

大人びたユウスケと天真爛漫なミカは、性格的には正反対のようだけれどそれでもとても仲がいい。

お互いのことを心配しながらも、ベッタリと寄りかかるようなことはなく、相手の気持ちを尊重することができるきょうだいって理想だ。

伊藤たかみさんが児童文学も書いておられたことを初めて知った。

児童文学出身の女性作家の活躍は枚挙に暇がないが(夫人でいらっしゃる角田光代さんもそうだ)、男性作家にもこのような逸材がおられたとは。

人材の宝庫だと思うと、当分目を離せない分野である。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2014年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先日読んだ【ミカ!】の続編。
ミカ!は小6で今回のミカミカは中2になった二人のその後。
女になるのが嫌だったミカが、思春期になって女らしさを考える・・・けどそんな簡単に女らしくはなれないミカだけどそれが読んでて面白い。
双子の兄のユウスケも色々考える所はあるけど男の子だからか言葉少なく、でもしっかりしてるな~って印象。
オトトイもそうだったけど、今回は喋るインコが出てくるんだよね
あの突然のファンタジー感もなんだかホッコリで良い感じです笑

0
2016年11月15日

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