あらすじ
あなたが触るとお腹の奥が切ないの
感じている貴女は本当に綺麗だ
有能で情熱的な公爵家の嫡男×聖女の力を持つ視力を失った王女
〈あらすじ〉
「そのままのあなたを愛している」予見の能力を得た対価として視力を失ったサファー王国の第一王女リオノーラ。彼女と同じ力を持つ子どもが欲しい父王の命で、エリスバード公爵家の当主・イライアスの元に降嫁する。互いに相手を信じられず、よそよそしい態度を取ってしまうリオノーラとイライアスだったが、次第に心を寄せ合うようになる。やがて、自分たちの婚姻の裏にある陰謀に気づき……。
感情タグBEST3
良かった良かった
誰が悪いって王様が悪いよね。妹もたいがいだけど。予知とかしてもらっているんだったら大事にしたら。
でも、文通相手がいい人でよかった。エロシーンも多いけど楽しませてもらいました。
内容が意外と深くて切くて
最後はホロリ
とても穏やかで、温かい物語だった。
悪は悪、善は善。その線引きが明確だからこその清々しい読後感。
真実を知ってからのヒーローの愛情表現がとくに良かった。
Posted by ブクログ
盲目の姫と公爵の恋愛はどうなるんだろう…と思いながら読んでいましたが、ハッピーエンドで良かったです。
ストーリーもきちんとしてるし文章も読みやすくて2人が想いあっていることが伝わってきました。
Posted by ブクログ
体格はいいのだが、あくまで文官のイライアス。
武力ではなく理詰めでリオノーラの視力も、忌婚すらも解消してみせたのがよかった。
結局踊らされた某騎士は、少し可哀想な気はしたが(ただリオノーラにやらかした諸々のことを考えると同情心はすぐに鎮まる)
身代わり文通の件で最初すれ違っていた二人だが、割と早くイライアスが真相に気付いてくれたので、溺愛路線の確定も早く安心して読めた。
ゆえに後半の物理的に離れ離れの展開には心が痛んだが、それまでに互いを信じて待てる・進めるだけ絆が深められていたので、ある意味安心できた。
絶対ハッピーエンドになると言う安心感。
もちろん、その期待を裏切らないラストでよかったです。
ハッピーエンド
5歳のときに父王に連れられ神殿に行き視力と引き換えに未来を見通す力を授かったヒロイン。しかしその力は衰え平民の母を持つヒロインは虐げられて過ごします。ヒーローはそう言った王女を娶る家系の公爵令息で結婚当初はヒロインの良くない噂からぎこちない態度でしたが誤解と自身がしたっていた手紙の書き手が妹王女ではなくヒロインと知りヒロインを溺愛します。幸せを感じるヒロインですが、予見の力や国王の策略により事件に巻き込まれます。
なかなかしっかり辛い期間、甘い期間、事件の期間などそれぞれありました。その後の二人を描いたエピローグから母親の墓参りの番外編もあり楽しく読めました。
可哀想な姫
家族に蔑まれ冷遇されるお姫様…はよくあるのですが、このお話のお父様(王様)はほんとに酷い。血の繋がった娘を可愛く思うような描写もあるんだけど、基本自分以外に興味がないと言うか…その割に自分の血を大事にしてるフシもあるし…。ヒーローは一貫してヒロインに惹かれているので、安心感がありました。