あらすじ
時を超えて彷徨う二人の男の物語。英国SF協会賞受賞作 戦記ノンフィクションを専門に扱う古書ディーラーが、即売会で手にした一冊の詩集『時ありて』。彼は詩集に挟まれた手紙に書かれた事実を追ううちに、第二次大戦の戦火を生きた二人の男をめぐる迷宮を彷徨うことになる。英国SF界のレジェンドによる傑作時間SF
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Posted by ブクログ
雰囲気が良い。映画向きだと思う。
詩を意識しているのか、単語の羅列や意味深な言い回しが多くて想像が難しい。
SF部分も結局はっきりわからない。実験に巻き込まれて時間旅行者にならざるを得なかったって感じ。
ラブストーリーさも物足りない。語られないところにあったと思うが、そこを語れよって感じ。恩田陸の「ライオンハート」のほうが好きかな。
ELの正体もだろうな、というか、まあ同性愛以外普通のあるあるSF。
雰囲気と現代イギリスと、この手紙の主は誰だ?という謎解きの雰囲気が面白いかな。不死者かな?という可能性に最初に行くのが面白い。親子とか兄弟とかと思わないのかな……。