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Posted by ブクログ 2023年01月22日
短い言葉で説明するのが難しい小説である.
帯に「英国SF協会賞受賞」とあるが,SFという語で乱暴に括れる小説ではない.この10年ほどで読んだ小説では,クリストファー・プリーストに一番テイストが近いなあ,と思ったが,そういえばプリーストもイギリス人だ.
幻想的なファンタジーに,SFを組み合わせている感...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月10日
ロンドンにあるアパートの一室で本に埋まり、ネットで古書を売っている「私」は、有名な古書店の閉店に伴う在庫の処分品の中から、一冊の本を掘り当てた。E・L著とイニシャルだけが記された詩集で『時ありて』というタイトルだ。第二次世界大戦が専門分野である「私」は、普段なら手を出さないところだが、なぜか好奇心が...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月05日
イギリスのSF作家、イアン・マクドナルドが2018年に発表したSFミステリー。待望の邦訳ということで、氏の作品を初めて手に取ってみた。
古書ディーラーのエメット・リーは、閉店する書店の在庫から『時ありて』というタイトルの古びた詩集を手にする。その詩集にはトムとベン、二人の男性が第二次世界大戦中に行...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月03日
古書店主の主人公が、古本の間に挟まれていた手紙を見つけることから始まる物語。
戦時中に出会った二人の間で交わされていた手紙
その男性パートと二人がどうなったのかを追う古書店主パートが交互に進む。
雰囲気がある文体なのだけど、状況がわかりづらく感じてしまった。
ところどころ何回か読んでようやくどう...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月04日
世界中に散らばる古書、「時ありて。」作者はE.L.とイニシャルのみ。その本に挟まれた、何通かの古い手紙は、ある人に宛てた恋文。
昔の写真の中に、または数年前の映像に繰り返し見つける同じ顔。
これだけでそそられるミステリー。
場面が変わると、ついていけずに前半は読みにくいなぁと挫折しかけた。後半一...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月13日
雰囲気が良い。映画向きだと思う。
詩を意識しているのか、単語の羅列や意味深な言い回しが多くて想像が難しい。
SF部分も結局はっきりわからない。実験に巻き込まれて時間旅行者にならざるを得なかったって感じ。
ラブストーリーさも物足りない。語られないところにあったと思うが、そこを語れよって感じ。恩田陸の「...続きを読む
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