あらすじ
侯爵家の長女、ローズ・アディール。婚約者である第三王子・リヒトを慕い、彼にふさわしい王子妃となるべく努力してきたが、リヒトが他の令嬢と恋に落ちる瞬間を目撃してしまう。ローズは深く傷つきながらも、今の自分の立場がまさに流行りの「悪役令嬢」であることに気づく。「大好きなリヒト様を応援するためにできることは、悪役令嬢として立ちはだかり、二人の恋を燃え上がらせることでは…!?」失恋の涙をこらえ、リヒトの新しい恋を応援するべく奮闘するローズ。そんな彼女に手を差し伸べたのは、リヒトの兄・リチャードだった…!果たしてローズは「史上最高の悪役令嬢」になれるのか!?
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ヘルディン男爵
兄パトリックとともにリチャードの執務室をあとにしたローズは帰り道ガラス工房に寄りました。相変わらず彼女は職人たちから歓迎されています。ここまではほのぼのとしたお話でしたが、工房を訪ねてきた商人が気になることを話しました。ソーニャを引き取ったヘルディン男爵に関する情報です。ソーニャがリヒトに近づいたのも男爵の意向があるのでしょうか?それにしてもパトリックがガラス工房の職人に遭遇したときの反応が面白い。