あらすじ
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戦争を生き抜いた著者がつづる生と死の物語
戦記ドキュメンタリー完全復刻!
昭和19年、南太平洋ニューブリテン島中部、部隊は壊滅的打撃を受けたものの、ひとり生き延び、仲間の鈴木と合流することに成功する。そして断崖を通り抜け道なき道を進み、敗走を続けた。敵に追われ、飢えや渇き、暑さに苦しみながらも九死に一生を得た著者が綴る、生と死の物語。戦記漫画の傑作を6編収録。
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Posted by ブクログ
■敗走記
原住民に付け狙われながら、ひたすらひたすら岸壁やジャングルや海を逃げる逃げる逃げる。
雄大な自然背景がすごい。
■ダンピール海峡
血のしみ込んだ軍旗を守り抜くという使命。
しみ込んだ血から過去の戦士を幻視する。
果ては幽鬼のような見た目になろうとも。
■レーモン河畔
ホセの娘ふたりを、さてどうするべきかと男ちが右往左往。
結局は逃がしてやるということになる。
■KANDERE
原住民の娘とねんごろになったおかげで、原住民から食料を得る。
酋長はしかしスパイを働こうとしているので、思い切って結婚してカンデレ(同族)となる。
戦局は進んで……。
■ごきぶり
逃亡兵士が捕まって死刑。ごきぶりのように逃げ回った人生だと感慨。
■幽霊艦長
夫婦で連合艦隊の模型づくりを趣味にしていたと自伝にあるが、それも仕事に活用。