あらすじ
『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。
鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。
そんなある日、彼女のもとに武蔵野市役所から一通の封書が届く。
その内容は、会った覚えもない、叔母の赤松三代子なる人物の扶養が可能かどうかという照会だった。
亜樹はパニックに陥る。
見ず知らずの叔母の面倒を本当にみる義務があるのか――と。
混乱しつつも役所からの問い合わせは放置していると、急に固定電話が鳴る。
電話を取ると、相手は開口一番、赤松三代子のことで話があるという。
問い合わせの回答をしていなかったので、役所からの電話かと思いきや、
『NPO法人 ありがとうの里』の菊村藍子という人物からだったとわかる。
彼女は、会って三代子の話がしたいと言う。仕方なく会う約束をした亜樹だったのだが――。
真梨ワールド炸裂! 衝撃の結末にページをめくる手が止められない!
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Posted by ブクログ
真梨幸子作品のイヤなところが全部詰まってる感じ。
女系家族のしがらみ、職場や友人との人間関係、男女の痴情……こじれにこじれて一周まわってた。笑
途中から、これ家系図書きたいな…って思ってたら、公式で用意してくれるやさしさ。
女の嫉妬はこわい、と何を読んでも思い知らされますね。
Posted by ブクログ
一通の封書から、人生が転がっていく。
亜樹の子供の存在も、克子、史朗もなんとなくこうかな?というのは、わかって読み進めていった。
藍子も、関係者じゃないかと読み進める。
嫉妬、羨望、復讐の連鎖が続く。
最後の登場人物をすっかり忘れてた…。
(p106待機していたはずのタクシーに触れていないってことは…?赤松家に二人で行ったのに、一人しか戻ってこないことを不思議に思わない、過去、現在を追っていた人物なら通報もしない…小説では一切、亜樹が、タクシーを利用したしてないは触れられていないけど)