あらすじ
篤史への思いを断ち切り郷里に戻って5年、名家の御曹司に見初められた結子。周囲の期待を受けて彼との結婚を決意した矢先、なんと篤史と再会してしまう。結子を追いかけてきたと言う篤史の熱意に心は千々に乱れて――「ずっと好きだった。結子を自分の手で幸せにしたい」溢れる思いをぶつけられ、情熱的なキスをされて官能の火が灯る。燃え上がる運命愛、感動の結末!
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やっぱりハッピーエンドがいい
結ばれるまでが苦しかったぁ。アラサーになれば、経験する人が多いだろうけど、本当に、親をはじめ、周囲の結婚への外圧は、今までの比じゃないくらい厳しい。
苦しかっただろうなぁ、結子ちゃん。
父が弱ってるし、母が老いているのを実感してるし、結婚「しなければならない」っていう義務感やプレッシャーに押しつぶされそうになる。
また、尾崎さんが、絶妙なタイミングで外堀をどんどん埋めていくところは、真綿で首を絞めるを地でいかれてる感がして読んでるこっちも苦しかった……
それでも長い長い恋を貫いた結子ちゃんはすごいと思う。諦めなかった篤史くんも頑張った!覚悟をもって現れてくれた。偶然じゃなく、篤史くんの意思で結子ちゃんに会いに来てくれたのが、好印象でした。
出てくるキャラクターみんな、良心的で、思いやり深くて、そこは安心案件でした。
遭難した結子を篤史が見つけてくれたシーンは、それこそ1巻から張り詰めてた物語の糸が、ようやく弛む気配を見せたようで、息がつけた気がしました。
あとはふたり、幸せになってくれ!!と切に願うばかりです。
蛇足ですが、個人的には、エピローグで淳平がお土産をリクエストしたお店、「堺の美味しいくるみ餅屋さん」はかん袋だろうな、と推測する。堺市民に愛される美味しいくるみ餅です(`・ω・´)キリッ ちなみにデパート出店はしてないから、本当に堺まで行かないと買えない……
西宮から堺までは、電車で1時間は優に超える距離。
関西一括りにしたら、えらいことになる。
地元の名産まで出てきて嬉しかったです!
温かい結末
生まれた育った街が舞台で、しかも同じく20代で親友をなくし、相手を思っての別れに1巻目はとても辛いものがありました。
白石先生らしく思いをこじらせずっとすれ違ったままでしたが
ライバルとなる人が根っからの悪人でなく
温かい結末に最後まで読んでよかった。
感謝しかないです
それぞれの別の場所で、それぞれの人生を生きていく。そこで終わっていたけど、実際多くの人はそう生きていくのだろうなって思いました。
続編を作成してくれて本当に感謝しています!
本当の愛とは何かを知り、解き放ってあげる自由にしてあげる選択をできる強さがある結子が、幸せになって本当に良かったです。
良かったハッピーエンド
前巻はずっと重い内容で、涙なみだでグシュグシュしながら読んで、最後は別離を選択してしまったから、悲しかったけど、最後ハッピーエンドで終わったので良かった。
途中、どうなることかとハラハラ心配したけど、終わりはなんかあっけなくまとまって、皆良い人で良かった。
余韻に浸ってます
個人的に作者のコミカルな描写が好きなのですが、この作品は1巻目を読んだ後にとてもとても切なくなり…2巻で私の気持ちも救われましたよ、本当に良かった……。