あらすじ
■「どんなに頑張っても成果が上がらない人」がいる一方で、
「どんなこともラクラクとこなす人」がいます。
この人たちの違いは何なのでしょうか?
それは、「脳の使い方」が違うだけなのです。
■本書は、最新の脳科学が「脳の使い方」を解明し、
あなたを「どんなこともラクラクとこなす人」に変えます!
「子供の成績がアップした」
「もの忘れがなくなった!」
「ビジネス書が速く読め、すぐに身につくようになった」
…など、能力がアップする「奇跡の方法」をご紹介します
■記憶には4種類ある!
「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか?
脳は
「20分後に42パーセントを忘れる」
「1時間後に56パーセントを忘れる」
「24時間後に74パーセントを忘れる」など・・・・
ことがわかっています!
そう、「脳は忘れるようにできている」のです。
それを科学が証明したのです。
記憶には、
・「ファミリア」とは一番弱い記憶のこと
・「リコグニション」とは見分けることができる記憶のこと
・「リコール」とは再生するという意味の記憶のこと
・「オートマティック」とは自動的という意味の記憶のこと
自力で思い出そうとしなくても自然と、答えが浮かんでくることです
…などがあります
4つ以外に「メタ記憶」があり、
天才たちはこの「メタ記憶」を無意識的に活用していたことがわかったのです!
単なる根性論、暗記論ではない、脳科学に基づく「メタ記憶」勉強法で
一生忘れない記憶を手に入れましょう。
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Posted by ブクログ
論理力と記憶力の両方で記憶することで記憶効率を高める。
論理力を鍛えて,内容を理解したうえで,繰り返し学習で記憶していく。
記憶のステップには「ファミリア」⇒「リコグニション」⇒「リコール」⇒「オートマティック」。
記憶内容によって目標レベルを設定する。(英単語などは基本的にはリコール)
ビジネステクニックや頻出の専門知識は習熟レベルのアートマティックまで。
論理力の向上には,新聞などを論理の関係(イコール/対立/理由づけ・因果関係)を意識して読む,
その次に論理を意識して書く,そして話すことを繰り返すことで習熟されていく。
記憶は,エビングハウスの忘却曲線に準じて忘却していくため,特に早期の復習が必要。
勉強などであれば,1日に2回繰り返すことが可能な分量を1くくりとして,
1時間後に復習,翌日に復習,休日にまとめて数日分復習によって記憶が定着する。
まず通して読むのではなく,ブロックごとに確実に理解・記憶していくことが重要。
Posted by ブクログ
なにかを覚えるには論理力が必要である。
記憶には4段階ある。
(1)ファミリア:「見たことあるけど,なんだったっけ」な状態
(2)リコグニション:選択肢を与えれば答えることができる程度の状態
(3)リコール:選択肢を与えられなくても自力で思い出すことができる状態
(4)オートマティック:自力で思い出そうとしなくても,自然と浮かんでくる状態
勉強をする際には,(2)リコグニションのレベルまで最初は持っていくことが効果的で,(3)リコールがとりあえずの学習の目標である。
そして,全てを習熟させる必要はないが,重要な事項については習熟し,(4)オートマティックまでもっていくべきである。
そして,オートマティックの状態になって初めて論理力が身についたといえる。論理的に考えようとしているうちは,その人はまだ論理力があるとはいえない。
エビングハウスの忘却曲線によれば,
20分後には,42%を忘却し,58%を覚えている。
1時間後には,56%を忘却し,44%を覚えている。
1日後には,74%を忘却し,26%を覚えている。
1週間後には,77%を忘却し,23%を覚えている。
1か月後には,79%を忘却し,21%を覚えている。
復習こそが大事で,初回の復習は1時間後にやるべし。
もっとも,1回学習しただけでも,1か月後でも21%は覚えているのだから,覚えにくいものをしっかり学ぶべし。