あらすじ
国王付き近衛騎士クライヴからの熱烈なアプローチを経て、彼と結婚したモニカ。両親を亡くし、公爵家に仕える侍女となったモニカには夢のような話だ。しかし次第に優しく完璧すぎる夫に、疑念を抱き始める。国内の対立が激しくなる中、彼はある目的のために自分に近づいたことを知る。夫は仮初の妻を深く愛してしまい、非情になれないまま罪悪感に苦しんでいたのだ。「私があなたに惹かれなければ、不幸にすることはなかった。憎んでくれていい」それでもモニカはいずれ彼が去ることを知った上で、愛し抜く決意をする。別れの時まで幸せを共有し、身も心も捧げて愛を刻もうとするが――。
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
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匿名
モニカの人柄とモニカを引き取った公爵夫妻の優しさが導いた結末といえるかな
あとは王太子の暗躍?
復讐よりモニカを悲しませない幸せを選べてよかった
匿名
復讐の炎を燃やす夫すら包みこんでしまうヒロインの包容力が素敵でした。
ヒロインが愛おしすぎて、愛さずにはいられなくなっちゃうヒーローも良き。
切なくて、でも愛にあふれてて、面白かったです。
映画のようでした
いつもながら、作家さんの力に感動します。一本の映画を観たようで一気読みでした。ヒーローとヒロインの気持ちを思う度、途中で息が止まりそうになりました。ヒロインの強くしなやかな気持ちが、ヒーローに「本懐を遂げることは復讐 ではなく幸せになること」と理解した辺りで涙腺崩壊でした。
4回読んで4回とも泣いた
作家さん買いです。
復讐のためにヒロインに近づいたヒーローが、うっかりヒロインを愛してしまって苦悩しながら目的達成のために奮闘するという、なんとも切ないお話でした。
家族を同じ事件で喪ったのに、ものの見方が全然違う2人の対比がとても印象的で、モニカの寛容さには救われ、クライヴの真摯な愛情には泣けました。
アンジェリカのかわいらしさがほっこり要素としてすごくよかったです。
ああいう親友を持てるのはモニカの人徳だなぁとしみじみ。
クライヴがモニカにすべてを打ち明ける前に慌てて鍵を開けるシーンから、新たな誓いを立てるまでのシーンは涙なくして読めませんでした。
これからは幸せな未来が待っているのだろうと思うとニヨニヨしちゃいました。
本当によいお話でした。
何度でも読みたいお話です。
影のヒーロー
もちろんヒーローは、いるけれど影のヒーローがたくさんいてとても楽しめました。
その筆頭がヒロインです。
なよやかで倒れそうなのに芯がある。
ハッピーエンドにホッとしました。
感動しました
すごくよかったです。ヒーローに騙されていると分かってもひたすら一途に思い続けて最後にはヒーローの復讐を思い止まらせたのに感動しました。せつなくて泣けてしまったりハラハラする場面もあったけど、ハッピーエンドでよかった。アンジェリカはいいキャラですね。王太子様とお似合いだと思う。購入してよかったです。