【感想・ネタバレ】カラー版 絵画で読む『失われた時を求めて』のレビュー

あらすじ

二〇世紀を代表する作家・プルースト(一八七一~一九二二)。その生涯をかけて執筆した『失われた時を求めて』は著名だが、長大さや難解さから挫折する人も多い。本書は絵画を手がかりにそのエッセンスを紹介。彼が作品で描いた恋愛、同性愛、死、ユダヤ人、スノビズム、時間、芸術論などの主題をわかりやすく案内する。この大作の個人全訳を成し遂げた、プルースト研究の第一人者による最良の入門書。図版六九点収載。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだことないけれども、それでもOkとのことで、こちらを覗いてみました。

率直な感想は、やっぱちょっと難しかったです。

カルツァ同心会員の紋章の刺繡、について、カルパッチョという人の「岸辺」という題の絵で説明がされているところ辺りまでは、少しわかった‥かな。

筆者が初めに説明されていましたが、

作中には、小説家と、作曲家と、画家、という3人の芸術家が出てくる、そうで、

スワンという人が、ユダヤ人貴族で、一流社交界の寵児として登場し、絵画や芸術についてとても物知りだという感じでした。なので、この本は、彼やその他の芸術家、ブルジョワ貴族たちと、読者の知識の差を埋めるのにも、とても役立ちそうでした。

小説は何巻もあるから、なかなか手に取る気にはまだなっていないのですが、言葉の量だけではなくてお話の中で引き合いに出されたり比喩的に出てくる絵画からも、こんなにたくさんの情報が詰まっていると知り、こんなふうに含蓄ある作品だということが分かっただけでも想像が広がりました。

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2025年06月11日

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