【感想・ネタバレ】世はすべて美しい織物のレビュー

あらすじ

〈桐生の養蚕農家の娘として生まれた芳乃〉と〈東京でトリマーとして働く詩織〉。伝説の織物「山笑う」をめぐり〈昭和〉と〈現代〉、決して交わるはずのなかった、ふたつの運命が、紡ぎ、結ばれていく。母の束縛、家のしがらみ、そして、最愛の人との離別……。抑圧と喪失の「その先」を描く、感涙必至のてしごと大河長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

戦争がどんなに酷いものか書かれており、途中では泣きたくなるようなシーンもあった。
この本のキャッチコピーは「誰もが、織り人なのだ。」というのもあり、芳乃の作品と同レベルの作品を織ることがこの本の結末ではないと思いつつ、詩織がどんな成長をしたのかもう少し書かれて終わってくれればいいのに…。と感じた
織物を織っているときの心情や風景が細かく書かれており、情景がかなり想像しやすかった。
この本を読んだことにより、織物を織ってみたくなった。

0
2023年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

桐生という地名を知らなかったのですが、こんなにも織物が有名な街だったのですね。
ここまで我を忘れて熱中できるものがあるのは羨ましいものの、最早呪いと言っても過言ではないような…
もし私が絹子と同じ立場だったら、確かに娘から手芸を遠ざけようと必死になるだろうなぁと思ってしまいました笑
母の苦労、子知らずという感じですかね…

0
2024年02月20日

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