あらすじ
「俺が生涯大切にすると誓おう」
――あなた、前世で私の婚約者を殺しましたよね!?
役立たずの聖女、最後の人生は溺愛ルート…!?
役立たずの聖女と呼ばれるセシリアは、婚約者である王太子からも冷遇されている。それでも彼を守るため秘密の魔法で時を巻き戻すが、何度やってもうまくいかない! 最後となる9度目の人生は、不貞を働き聖女を辞めてみることに。勇気を振り絞って一夜を過ごした男の正体はなんと敵国の皇帝で…!? 運命を変えたいと思っていたけど、最恐の天敵から溺愛されるなんて想定外すぎます(涙)
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皇太子といえど
カスから素晴らしい人格者までいるもんなんだと、改めて思いました。聖女を罵んで蔑み、自分を求める姿を見て優越感に浸る。そんな婚約者のために何度も生き返りをするなんて、こんな幸せが待ってなければ浮かばれないですね。
エヴァンが色々スゴイ
作家さん買いです。
とってもおもしろくて一気に読んでしまいました。
ループものはもう飽きたと思ったけどこれはとってもよかったです。
大満足!
エヴァンのひねくれ具合にまずびっくりでしたが、デズモンドの素敵さにもびっくり。
セシリアの一途さやトラウマ、まっすぐなところがとっても魅力的でした。
ベンジャミン、やっぱオマエか!という気持ちになる終盤でした。
ずっと読んでいたいお話でした。
ありがとうございました。
運命の相手に出会えてよかった
ループ魔法を限度まで使って婚約者を救おうとしたヒロイン。毎回ヒロインに冷たく他の女を連れてるような王子でも、彼女にしてみれば幼い頃の初恋の相手で、国にとって必要な人だと思えば命を賭けても構わなかった。
自分が婚約者だから毎回王子が死ぬのだと解ったヒロインは婚約破棄するために見知らぬ相手に純潔を捧げる。それが敵国皇太子だったので思わぬ運命が開かれる。
何度もループしていろんな事を経験し学んだことが今生では彼女の役に立つ。そう自分のために生きていいと気付く。
婚約者だった王子は実はヒロインが好きで初恋だったとか 間違った愛情は不幸を呼ぶんだよと言ってやりたい。
読後感の良いお話でした
何度もループしても報われない人生。ついに限界を超えて最後のループを成し遂げるヒロイン。でも、もうどうすれば、婚約者の王太子を救えるのかわからない。自分が聖女でなくなれば、救えるのかもしれないと、街で出会った木こりに身を任せるんだけど、実はそれは木こりではなくて、悪名高い隣国の王太子で。でもその噂は違っていて。というお話でした。いろいろな噂が宮中に流れますが、それに囚われ、ヒロインを傷つけて顧みないバカな婚約者。心情はわからなくもありませんが、愚かとしかいいようのない拗らせ男子。最後の最後にそこから離れることができたヒロインに幸あれと願います。