あらすじ
『逃亡刑事』の高頭冴子シリーズ第二弾! “県警のアマゾネス”の異名を持つ千葉県警の高頭冴子は、留学生の不審な失踪が相次いでいるという噂を耳にする。その数日後、中国国籍で新疆ウイグル自治区出身の留学生カーリの死体が発見された。捜査に乗り出した冴子は、事件に中国公安部が絡んでいることを掴むも、カーリの雇い主のカーディルも殺害される。冴子に保護を求めていたカーリの同僚のレイハンも連れ去られてしまい、その容疑者は逃亡。レイハンを救い、事件の真相を暴くため、冴子と部下の郡山は中国への捜査を強行するが、そこで二人が目にしたのはウイグル民族が置かれた恐るべき状況だった――
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Posted by ブクログ
今までに読んだ中山七里さんの作品の中で一番好きだった「逃亡刑事」の続編がやっと出版された。しかし、「逃亡刑事」とは明らかに違うところがある。テンポが良いのは変わらないが、書かれている内容があまりにも残酷でおぞましく恐ろしかった。特に中盤以降高頭警部が囚われてからは、数頁読んでは手が止まり、時間を空けてから再び読むを繰り返し、中々頁を捲る手が進まなかった。数々の非人道的行為に、人間はここまで他に対して残酷になれるのかと驚愕した。これから読む方は、(特に女性は)ある程度覚悟をしてから読んでください。終盤に高頭警部が奪還されるシーンは、ちょっと拍子抜けする位呆気なく終わってしまったのが少し残念で、もう少し紆余曲折があっても良かったかなと思う。高頭警部や郡山さんの今後の活躍に期待しています。続編を強く希望します。
Posted by ブクログ
タイトルと内容の乖離がエグくて驚いた。
タイトルからの予想
アメリカとメキシコの国境線で薬物殺人のあれやこれや
実際
千葉県警の女刑事がノープランで中国に飛び込んで捕まってめちゃくちゃ拷問される
Posted by ブクログ
刑事モノを越境しました、ウィグルの悲劇を描く目的
は十二分に成功したと思う、作品的には冴子が通常の
刑事モノでは考えられない凌辱を受けたあとも、法的
に追求する精神力にまいりました
Posted by ブクログ
ウイグル自治区出身の留学生カーリさんがリンチを受けたような死体で発見。
「県警のアマゾネス」の異名を持つ高頭冴子さまと部下の郡山さんは事件に中国公安部が絡んでいるっぽいと気づきますが、冴子さまに助けを求めていたカーリさんの職場のレイハンさんも拉致られちゃう。
レイハンさんを助けに、いざ中国へ!な、お話。
冴子さまが...あぁ...おいたわしや...
結構内容キツいです〜((((;゚Д゚)))))))
郡山さんがいなかったら...あぁ...
前作のようなエンタメスッキリ感はありませんでした。
次作があれば、もっと冴子さまの凛々しいお姿をお願いしたい所存でございます(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)