【感想・ネタバレ】アイ・アム まきもとのレビュー

あらすじ

小さな市役所の市民福祉局に勤める牧本壮(48)。全く空気が読めない、全然人の話を聞かない、なかなか心を開かない。そんなコミュニケーション下手の彼に与えられた仕事は、身寄りがなく独りで亡くなった方を無縁墓地に埋葬する「おみおくり係」。そこで導かれた「まきもと」のちょっと迷惑なおみおくりのルール3カ条とは、 ①葬儀は絶対にやる (たとえ遺族が求めてなくても) ②参列者をなんとしてでも探しだす (たとえ身寄りが無いと警察に言われても) ③納骨はギリギリまでしない (たとえ置き場所がなくても)ある日、牧本は身寄りがなく亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れ、蕪木の娘と思しき少女の写真を見つける。新任の局長が「おみおくり係」の廃止を決め、蕪木の一件が“最後の仕事”となる牧本は、娘を探し出し、また葬儀に一人でも多くの参列者を呼ぼうと奔走する。果たして、牧本の最後の「おみおくり」は無事行うことができるのか?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の牧本は、周りと協力して何かを成し遂げるわけではないが、自分の大切にしていることに従って生きることによって周りの心を動かした稀有な人物として描かれる。自分の大切にしていること以外に、ついては何を言われても暖簾に腕押しだが、大切にしていることを否定されると断固として拒否し行動することで結果を出すという、とても極端な人物ではあるが素直にすごいなと感じた。最後は死を迎えるがもう少し報われても良かったのではないかと感じる。

0
2022年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短くてサクッと
曲がった表現がなく
マキモトのように真っ直ぐな書き下ろし本
最後にマキモトが死んでしまうとは思わなかった

大前提に阿部サダヲを想像しながら読んだからか、
所々、阿部サダヲならこういう顔して芝居してるのかなと想像しながら読めてファンとしてはそういう意味でも楽しかった

0
2022年12月12日

「小説」ランキング