あらすじ
異説、珍説、怪説、大集合。
日本史上最大の謎の一つを丹念に解きながら歴史学の手法に迫る。
いま明かされる、明智光秀の実像とは。
【諸説あり、本能寺の変】
・怨恨説・不安説・野望説(信長、恨みます?)
・足利義昭黒幕説(室町幕府再興を目指して?)
・朝廷黒幕説(朝廷の危機感が光秀を操った?)
・本願寺黒幕説(教如が変の首謀者だった?)
・イエズス会黒幕説(南欧の勢力が信長殺害を計画?)
・四国政策説(政策の変更が光秀を脅かした?)
・その他の諸説
――論理の飛躍を遠ざけ、史料的な根拠に基づいて
見出したとき、はじめて明らかになる真実とは。
歴史に関する一般書は多数刊行されているが、
そこには根拠のないデタラメな説が流布しているのも事実。
また、それらを信じている人も圧倒的に多い。
本書では、本能寺の変を素材として、戦国の歴史を学ぶともに、
「正しい歴史研究の方法とは何か」を考える。
【こんな歴史書籍を読んではいけない!】
・まったく史料が読めない人が書いた本
・史料を読んだふりをする人が書いた本
・都合の良い解釈+誤読を積み重ねる人が書いた本
・自説を有利にするために史料や文献を選ぶ人が書いた本
・著しい論理の飛躍を重ねる人が書いた本
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一次資料から本能寺の変に纏わる説を検証した本。
冒頭にもあるように史料を読まない、誤読、深読みなどにより解釈が変わり「真相」がいくつも生まれる工程が面白いと感じた。
大半の説の根拠も辿ると忽ち怪しくなる。この本は歴史関係であるが現実にも適用っできると考えられる。
Posted by ブクログ
P198 信長の朱印状書いた祐筆が誤植?
「第一に讃岐国を信長に与えること」
息子に家督を譲った信長が讃岐隠居か?
(買った人だけふざけて良し!)
m(__)m 冗談です
(読んだことアピールしたかっただけ)
さて、この本で目から鱗になった事は多い
一番興奮したのは四国に関する考察である
以前の著作「信長政権」でも興奮したのだが
改めて整理された論説は胸に響きました
今年は面白くなりそうだ(大門先生に注目)
※失礼を重ねますが脳内変換で「デーモン先生」
と呼んでいます(ドクターXの連想です)