【感想・ネタバレ】名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―のレビュー

あらすじ

病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。調査に赴いたまま戻らない助手を心配して教団の本拠地に乗り込んだ探偵・大塒は、次々と不審な死に遭遇する。奇蹟を信じる人々に、現実世界のロジックは通用するのか? 圧巻の解決編一五〇ページ! 特殊設定、多重解決推理の最前線!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジョージタウンという宗教団体の集落で起きた一連の事件。
有森りりこの推理から信仰者の推理、そして余所者の推理とどんどん推理がひっくり返されていくのが面白くて後半は一気に読んでしまいました。
最初の推理に関しては「そんなことあるか?」と疑いながら読みましたが、信仰者の推理で私は納得してしまっていたので、余所者の推理が出てきた時は思わず「やられた!」となりました。笑
また、ジムに『奇蹟は本当に存在するのか?』と問うことで
信仰者の推理を選んだ場合→奇蹟は存在するがジムは殺人鬼
余所者の推理を選んだ場合→ジムは無実だが奇蹟は存在しない
という究極の2択になるのが、作り込まれてて面白いと思いました。
序盤の別の事件も伏線として話が繋がっていて、無駄のないストーリーです。
最後の大塒の真意について、語られずに終わるのではないかとヒヤヒヤ&モヤモヤしましたが、最後に答えを見つけてくれてスッキリしました。(正直、理由は思った以上に子供じみているとは感じましたが…。)
ただ一点だけ、登場人物が多く、役職が似ていたり海外の名前だったりで、読みながら特徴と人物を思い出すのが難しいと感じてしまいました。
とはいえ、作り込まれた面白いミステリーでした!
人は信じることで盲目になる、それを究極まで表した物語と言えるのかもしれません。

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2026年02月06日

匿名

ネタバレ 購入済み

これぞ多重解決ミステリーの最前線。幾度となく覆る推理には唸ったし最後の結末は驚愕した。論理と奇蹟、あなたはどちらを信じる?

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グロいのが得意な作家さんと聞いていたけど、グロくなくて安心。
奇跡を起こすという教祖のいる新興宗教の町に名探偵が潜入して、そこで起こる殺人事件のナゾに挑む物語。

犯人やトリックが提示されたかと思うと別の解決手段が示されたりして、多重構造のような感じ。

教祖や信者たちの人間像はあまり語られず、そのあたりもっと知りたい感もあるけれど、そこのボリュームを削いだおかげでスピーディーで読みやすい話になっていると感じた。

終盤の怒涛の展開にビックリ。タイトルである名探偵のいけにえの意味にもビックリ。読み終えて呆然。
名探偵は加害者にもなりうるという一節が印象的。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★4.0
めっちゃ面白かった。伏線の回収が見事…綺麗さっぱり全部拾ってた。集団幻影についてはあまりよく分からなかったけどそれ以外は最高でした。カルト集団が自分たちだけのコミュニティを築いているという怖さが面白い設定だと思ってたら、参考文献に教祖と同じ名前の人が出てる著書があって「まさかこれのモデルになった事件があるの…」と思ったらありました怖い。被害者の数もなんでこんな具体的なんだろうと思ったらモデルの事件から来ていて、なるほど感と同時に著者の書きたいことを垣間見れた気がした。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本文の最後でタイトルの意味が分かるようになっているのは中々良かった

少年Wと校長のレイ・モートンが犯人なのは良いとして
この二人が実は同一人物って言うのはちょっとおかしくないだろうか?
これは叙述トリックの体を取っているんだろうけど、この描き方だと二人の人物がいるように読者はとらえてしまうと思う
この辺りが釈然としなかったのが残念に思う

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2025年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真相の可能性をすべて説明し、それをひとつひとつ潰していってくれる、ミステリー初心者が入りやすいミステリー。
最後はきれいにまとまっており、読後感もいい。

ストーリーは文句なく面白かったけど、辻褄が合わなかったり、心理描写が微妙なところは残念。
でもこれは登場人物たちの感情が薄いだけかもしれない。調査団の人たちは推理にしか興味がないし、主人公?(大塒)は自分とりり子にしか興味がない。親友が目の前で撃ち殺されているのに、ちょっと怒っただけでケロッとしてしまう大塒には感情移入できなかった。

何度読んでも理解できないことがある。
P217の「男は言った」の前後にあるセリフがどっちも男のものとは思えない。
男が「校長だ」と名乗っていることから、男が校長で、子どもが生徒だということが分かる。とすると、あのセリフはどちらも男のものではなくなるはずだが……?
もし男が校長ではなく他の教師だとしたら、自分を校長だと誤認させるようなことを信仰者に言ったことになり、これもまた不自然。

「変わった呼ばれかたをする」の返事が「捻りのない呼びかた」であるというのも疑問だし、もし「変わった」が最初のセリフに対しての言葉だとすると、男のセリフは2番目ということになり、それもまたおかしい。
叙述というにはあまりにも分かりにくすぎると思うのだが?

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2025年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宗教を信じる信者の世界と、現実を生きる探偵の世界のと多重解決。何が真実なのかは、自分の信じている世界で変わる。

舞台が海外に移り、内容含め読み応えたがあった。

最後の最後にタイトルの意味が変化する面白い作品。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったけど、かなり複雑で頭が追いついていかない。
推理が二転三転。からの調査団4人殺しの犯人の扱いは割とどうでも良くなり、選択を突きつけられ集団自殺、それが冒頭に繋がるのか。
後味が良いような悪いような(冷静に見ると最悪なんだけど)なんとも不思議な作品。
最後に文献見て実際の事件をもとにしてることにも驚き。

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2025年12月08日

匿名

ネタバレ 購入済み

うーーーん

好評価のレビューに釣られて読んでみましたが、私には合わなかったな......
トリックを明かすのがとにかくまどろっこしい。舞台が外国だからか、しゃべり言葉が不自然にも感じて世界観に入れず。
タイトルの意味回収もそんなに驚きなかったし、そもそも一人称なのか、三人称なのか分からない文章でモヤモヤしてたら、最後の犯人でやっぱりねと思ってしまったし。
それにしても、宗教絡んでるミステリーで当たり引いたことないなぁ......

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2023年12月12日

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