あらすじ
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた! 大藪春彦賞受賞作。
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Posted by ブクログ
何度目か分からないくらい何度も読んで、そのたびに違う感想を持ったけど、今回はとてもとても重く感じたのは私が歳をとってさらにチームを率いるようになったせい。私は果たして、命を賭けられるだろうか。
Posted by ブクログ
石尾さんに何かされそうで怖い…と思って読んでたのに、最後には石尾さんかっこいい…(でもそこまでするのはやはり怖い)となった。
結局ロードレースを一番愛してたのは石尾さんなんだと思う。
先が気になりすぎて一気読みした。
Posted by ブクログ
白石誓
チーム・オッジ。新人。「チカ」と呼ばれる。身長一七〇センチ、体重六〇キロ。高校時代は陸上の中距離走でインターハイ一位になった実力者だった。夜中にテレビで見たロードレースに惹かれ転向を決める。陸上で推薦が決まっていた大学を蹴って、自転車部の強い大学に入った。大学を卒業すると同時に、スカウトされてチーム・オッジへと加わった。
伊庭和実
チーム・オッジ。白石と一緒にチームに入った新人。大学を卒業したばかりの二十三歳。実力はベテランのチームメイトを追い越して、石尾の次の位置にいる。
石尾豪
チーム・オッジのエース。普段は物静かな人だが、自転車のこととなると厳しい。峠を得意とするクライマー。日本を代表する自転車選手。三十三歳。身長一六二センチ、体重五二キロ。
赤城
チーム・オッジの最年長。三十六歳。オールラウンダー。七年以上石尾のアシストをしている。
斎木
チーム・オッジの監督。
監督就任前からエースの座にいる石尾にはあまり強く言えず、扱いづらく感じている。
江口
チーム・オッジ。
の一員。白石の1年先輩に当たる。
山中
チーム・オッジ。中堅どころのアシスト。
篠崎
チーム・オッジ。中堅どころのアシスト。
沖田
白石の大学時代の先輩。ホリカワサイクルチーム。
初野香乃
白石の幼なじみ。元恋人。白石が試合に行く時いつも「わたしのために勝って」と言っていた。大手新聞社の週刊誌の記者。
マルケス・イグナシオ
スペインのコンチネンタル・プロチーム、サントス・カンタンの選手。
ウォン
香港チームの選手。
フェルナンデス
スペインのコンチネンタル・プロチーム、サントス・カンタンの選手。
袴田一平
元チーム・オッジ。三年前のレース中に、下り坂で石尾が斜行してクラッシュが起き、脊髄を損傷し下半身付随なった。現在はウィルチェアラグビー(車椅子ラグビー)の選手。
ロベルト・ペロス
スペインのコンチネンタル・プロチーム、サントス・カンタンのエース。
木村
マッサー。
富樫
マッサー。
Posted by ブクログ
結末に驚愕した。
そして、ロードレースの世界に魅せられた。
主人公の白石の人柄もいい。
かっこいいのだ。
もちろん石尾さんも。
続編もあるらしい。
もちろん読みます!