あらすじ
僕は傷ついている。その傷に、僕自身でさえさわりたくない――許婚者・美也に裏切られ、一夜にして全てを失った東大生・貫一。愛に絶望し、金の悪鬼となった彼のもとへ突然、資産家との結婚を選んだ美也が舞い戻る。虚無を抱えた二人の再会は、悲劇か、喜劇か。尾崎紅葉『金色夜叉』を平成に甦らせた、橋本治最後の長篇小説。〈解説〉橋爪大三郎
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Posted by ブクログ
ずっと読みたかった
きっと未読でも楽しめるんだろうけどやっぱり先に金色夜叉読んでよかったと思った
橋本治はこう捉えたのかって知れてよかった
読んでると本当に苦しくなる
貫一の立場がつらすぎて全く共感できる隙がない(金色〜の貫一より更につらい感じがする)
つらすぎて読んでるこっちの心が登場人物たちの心理を理解しようとするのを辞めてしまう
特に印象深かったのが貫一が池袋の地下道で暴発しそうになったところと「絶望は絶望でしかない」っていうところ
橋本治の人の心理の読み方がすごいと思った
作品全体を通した感じは金色夜叉とは違うのに、登場人物一人一人に抱く感情はフィルター外しても一緒なのは橋本治の再現力の凄さだと思う
めっちゃ疲れたな