あらすじ
生きることがうたうこと、うたうことが生きること…24歳のひたむきな言葉から生まれた、きらめくような短歌たち。与謝野晶子以来の天才歌人とうたわれた、教科書でもおなじみの俵万智の第一歌集。刊行されるやたちまち話題となり、社会現象にもなった280万部突破の大ベストセラー!
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Posted by ブクログ
季節や年齢、そのときの気分で心に響く歌も変わる。夏の終わりの今のイチオシは、
「思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ」
もっと早く読めば良かったと思ったし、またしばらく経ってから読みたいとも思う。
Posted by ブクログ
サラダ記念日、名前は知っていたけれど短歌なんて縁のないものだと思ってた。
「夫が寝たあとで」に俵万智さんが出ていて、そこでたんぽぽ白鳥が、「親は子を育ててきたというけれど 勝手に赤い畑のトマト」の一首を紹介していて、「あ、、好きかも。」と思い、すぐ購入。
しっかり理解できない(私の読解力が足りず)歌もあるが、海の描写だったり、恋心だったり。たった31文字に、こんなにありありと景色を浮かび上がらせることができるのかと感嘆した。これが短歌なのかと。
面白いなと普段読まないジャンルに触れることで感じることができた。最初に読んだ短歌が俵万智さんのもので良かった。