あらすじ
からだが疲れたら、休憩や睡眠をとれば回復する。では、生きることに疲れた心はどうすればラクになるのだろうか。真面目に頑張っているのに、なぜか報われない――本書は、そんな現代人のためのメンタルヘルス読本。「人生には、頑張る時と休む時がある」という著者が、なぜ心を病むのか、その時どうすればいいのかをアドバイスする。ストレスにさらされ続けた心を休ませ、生きるエネルギーを取り戻すためには、「人生に疲れた原因を周囲や世の中のせいにせず、自分に与えられた試練として現実を受け止めること。その対策を考えるための行動を起こす勇気を持つこと。少しでも前向きな選択をすること」が必要だと、心理学の視点から説き明かす。「休むことも生きること」「傷つく必要のない言葉で傷つくな」など、「うつ」に負けることなく、幸せに生きるための具体的方法を開陳。多くの悩める読者を励まし、ホッとさせたベストセラー人生論。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
自己執着を捨てて、心を平穏に保つ。この基本的な考え方には納得。でもやっぱり情報が古く、うつ病のことについてのくだりは、知っている内容が多かった。「じゃぁ、どうすれば?」という部分がなかなか本文に載っていなくて、冬休み落ち込んでいた自分の手助けにはならなかったかな。
「心を今に置く」っていうのは、ここ1年でものすごく大切なことだと思うようになった。いろんなことが見えるようになったから、敢えて今に置いて、一つのことに没頭するフロー状態をつくりだすことは大切。
心は休むが…
この本を読んで、心理的な状態や子供の頃に何が原因でそのようになってしまったという心理や脳内のホルモンについての科学的な考え方など書いてあり参考にはなります。
自分の状態を理解するには良いですが、具体的な対処法は書いていないです。
読者は状態を知ってもその先の対処が気になります。
加藤諦三さんの知識を小出しにするのではなく、具体的な根本の対処法を心理的に科学的に教えてもらいたかったです。
優秀な人なのに勿体無く感じます。
ですが客観的に物事を見るのにはよいと感じました。
ヒントとして見るならアリですが、正常な人でないとヒントから導き出す答えを考える力はないと思います。