【感想・ネタバレ】中国の古代文学(一) 神話から楚辞へのレビュー

あらすじ

中国文学の原点である『詩経』と『楚辞』の成立、発想、表現を、『記紀万葉』と対比し考察する。古代共同体的な生活が破壊され、封建制が根付いたとき、人々はそれぞれの運命におそれを抱き、そこに古代歌謡が生まれる――。この巻でとり扱った時期は、古代中国人が神を発見し、また失う過程を示すものである。斬新で美しい論の展開、すべてを網羅した知識、知的興奮が味わえる白川静の世界へようこそ。 427ページ

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Posted by ブクログ

漢字学で有名な白川静先生の著書ということで期待したが、西洋の研究者(テーケイ)の批判や万葉集との対比などが多く少々期待と違った内容だった。素の漢文を掲載しているのも、読みづらく初学者向きではない。一応、史学で東洋史をやり、漢文もかなり読んだ私でも読みづらく感じた。史学系や中国文学専攻の学生で、その分野を真面目に勉強したい人間が、読むような本だと思う。

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2014年08月14日

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