あらすじ
天然水で作る地球味のかき氷(埼玉・長瀞)。ホームステイ先の羊肉たっぷり手作り餃子(モンゴル)。地元の山菜を使った一日一組の贅沢なレストラン(滋賀・米原)。西表島で真夜中に潮干狩りをし、カナダの森でキノコ狩り。自然の恵みと人々の愛情によって絶品料理が生まれる軌跡を辿ろう! 美味しい出会いを求めた旅の滋味溢れるエッセイ。
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Posted by ブクログ
生きることは食べること
美味しいものは人を幸せにする
小川糸さんの初エッセイ。
この本が出てから十年以上の月日が経過しているから、七尾の醤油店など地震の影響を受けてしまったり、閉店してしまった店もあるだろう。
でも、小川糸さんが訪れた時のあったかい空気感と時間は確かに存在し、色褪せることがない。
蚕の話も天然氷の話も面白い。と同時に時代の流れや地球温暖化の影響を感じざるを得ない。
モンゴルの山羊の解体の話は秀逸だ。肉があまり得意でない糸さんを唸らせたのは、モンゴルの伝統と大地の力か。
「再びベルソーへ」
亡くなったご主人の後を受けてみよこさんが厨房に立っていた。みよこさんの料理にご主人の魂が残っていることを感じた小川糸さんにうるっときた。
このエッセイには食への感謝、大地への感謝、生き物への感謝、料理を通して繋がっている人への感謝がにじんでいる。
Posted by ブクログ
「ようこそちきゅう食堂へ」を読み終えた直後に、新たな原稿を足して刊行されたと知らずに読んでしまいました。
なので、半分は飛ばして読ませてもらいました。
知っていればもう少し間隔を空けてまた最初から楽しく読めたのに。失敗失敗。
Posted by ブクログ
「いただきます」「おいしい」「ごちそうさま」 今日もあちらこちらで奇跡の出会いを喜ぶ声が。きっとそこには、料理の神様の愛弟子たちがいる…。石垣島からモンゴルまで、おいしい出会いを求めて「食堂」を巡った旅の記録。
好き嫌いが多くて,きっと食べには行けないところばかりだけど,どこも美味しそうで,素敵なところばかり。