【感想・ネタバレ】魔眼の匣の殺人のレビュー

あらすじ

その日、神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子を含む九人が、人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪れた。その主であり、予言者として恐れられている老女は、来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。施設と外界を結ぶ唯一の橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。残り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで、葉村と比留子は生き残って謎を解き明かせるか?! ミステリ界を席捲した『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾。/解説=大山誠一郎

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Posted by ブクログ

ネタバレ

設定が強い。
斑目機関という特殊設定をいい事に超次元的な現象が普通なことになってる。
それが狡いかって?バカいえ、本格ミステリーの枠からは一切はみ出していない。これが最高なポイントだよ。
キャラクター性も余さず出ていて、文体がポップだからやっぱり読みやすい。今村先生の作品コンプしたいぐらい。
屍人荘と比べて、なるほど!ってなる結末なのがまた凄い。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ


シリーズ第二弾!

殺人を犯した理由が「今回の予言を恐れた」だけでは、そんなことで?と思ってしまったが
サキミの過去の予言の出来事にも関わっていた…!?という比留子の考えに震えました。

また、サキミがサキミではない、とは予想してなかった。

屍人荘の殺人と比較し、登場人物は少ないものの、少し背景が複雑でしたが、面白かったです。

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2026年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『屍人荘の殺人』シリーズ2作目。
今作も「ミステリと予知能力の融合」という特殊設定で物語が紡がれていました。前作同様、特殊設定(バイオハザード、超常現象)が絡んでくるため犯人の推理が非常に難しく、結構複雑に様々な出来事が絡み合っているので普段よりも読み終わるのに時間がかかりました。

匣内の殺人犯、殺人動機、トリック、サキミの正体、サキミの思惑、斑目施設での研究、各々の真実に何度も驚かされたのに、全て余すことなくこれらが繋がっていて一つの物語が構成されていて、面白かったです。
※十色のお祖父さんの怠慢と手記が全ての元凶(怒)

全部内容が頭に入った状態で再読しようと思います!


『そして誰もいなくなった』は色んなミステリ作品で言及されているのでより一層読みたくなりました。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

葉村譲と剣崎比留子は、斑目機関を辿って好見を訪れた。
道中出会った高校生・十色真理絵、茎沢忍と共に入村するも、人っ子一人見当たらない。バイクのガス欠で立ち往生している王寺貴志、墓参りに訪れた元・好見の住人朱鷺野秋子と共に『魔眼の匣』に足を踏み入れる。そこには、稀代の予言者・サキミが住んでおり、「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。

もう予言をテーマにしたネタで創作できる余地はないな。
本好き故に、たまに閃きだけが突っ走った成仏できない作品のようなものを思索することがある。予言というテーマを与えられた時にもうこれ以上の深堀りはできそうにないというくらいに、練られていた。特に、「予言に似た状況を他人になすりつける」「予言の条件を先に満たすことで他者を救う」という解釈。一つの作品の中、別々の人物がそれぞれに予言を解釈して行動し、それが齟齬無く着地できる。うーん。さすがすぎる。

比留子さんは、意外と人間くさい。
ミステリィ小説を牽引する探偵役は、得てして超人的な頭脳を持っており、時にその振る舞いは人間らしくない。殺人事件の最中でも、必要とあらば同行者と別行動を取るし、一時的な平穏よりも事件の収束を優先しているように感じる。今回の事件は、比留子さんの偽装失踪(殺人)が朱鷺野殺害の引き金となった。葉村の身の安全を優先してしまったエゴであると自戒していたが、このルートは探偵役としては敗北である。彼女の言葉通り、ホームズにはなるつもりはないのだろう。それでも、斑目機関を追っていく上では、彼女はホームズにならなければいけないはず。比留子さんがどう変わっていくのか、また変わらないのか、その辺りも続編で見ていきたい。

忘れた頃に出てくる明智の追悼表現に笑ってしまう。
彼の死を胸に…のような雰囲気でしんみりと葉村が独白したりする。可哀想な最後だったが、スピンオフを未読の私からすると出オチ感があったので、正直くすっとくるポイントだった。

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2025年12月16日

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ネタバレ

シリーズ第二弾だとは。前作「屍人荘の殺人」は読んでいなかったが、なんとなく話の背景は読めたので問題なかった。
犯人はサキミで復讐譚かなー、共犯者ありってことなら神服がそうかなと思っていたけど、実行犯が別にいたとはね。とはいえ大まかな筋は予想通りだった。岡町が「そう」だったとは予想外だったけども。
体的によく練られた面白い作品だと思う。非常に読みやすくてスラスラ読めた。

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2025年12月16日

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ネタバレ

てっきり予言の裏にトリックがあると思ってたらサキミや十色の能力は本物らしい。
まぁ全作にゾンビいたし現実からかけ離れてる設定もありなのか、と思いました。

確かに前半に王寺の描写が少ないし、文章中にいい印象を与えてるような気がしたので犯人と判明してなるほどなーと思いました。動機はともかく。


ミステリは現実味のあるストーリーの方が、私は好きなんだと認識。でも次回作も読んでみます。

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2026年01月24日

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ネタバレ

終盤でちゃんとひっくり返されて面白かった。サキミが本物じゃないっていうのは想像つかなかった。地元の人でもないのにその土地に住み着いて50年間サキミのフリをし続ける執念が異常すぎるなと思った。
言われてみれば伏線があったなと思うし、その伏線をちゃんと説明してくれるので親切な小説だなとも思う。

性別に対する先入観を利用したトリックは某ミステリー作品を思い出す。

比留子さんのキャラクターが、どうしてもラノベ感が強いなと思ってしまう。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『全部予言が悪いんだ』以上!感想終り!
ミステリーというよりもSF小説のつもりで読んだ
予言が必ず当たる世界、登場人物は予言的中に向け
自ら行動をせねばならない、せねばならぬのだ
だって・・・予言されちゃったんだもの
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神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子は、
人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪問
するが外界への唯一の橋が燃え落ち閉じ込められた
予言者である老女「あと二日のうちに、この地で4
人死ぬ」と告げ、葉村たちを混乱と恐怖が襲う、残
り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで…

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2025年11月27日

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