【感想・ネタバレ】日本哺乳類図譜のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

ヒグマやラッコからイリオモテヤマネコまで、北海道を中心に日本列島に生きる哺乳類約52種を美しい写真で大胆に紹介したビジュアル図鑑。
写真家久保敬親氏の『日本鳥類図譜』に続く大型ビジュアル図鑑の第2弾。

■内容
日本列島に生きる哺乳類

北海道

本州・対馬
南西諸島

久保敬親の仕事
普通でない写真家・久保敬親(藤野邦夫)
久保敬親という男(三村淳)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

僕は動物が好きだし動物写真も好きだ。
冒頭のエゾシカのかっこよさとかわいさにまずやられた。
動物写真にはメッセージ性があるものも多いし、もちろん動物たちの生息環境を保つ、残す、という必要はいつも感じる。
本書はどういうメッセージなのだろう。著者というか写真家の久保さんは晩年を北海道で過ごした。
だから、なのか、この写真集の大半は北海道の動物である。あれ、北海道写真集と間違えたかな、というレベルに北海道である。
北海道にこそ、そういう環境が残されている、ということかもしれない。
僕も時折本州の山の方に行くけれど、哺乳動物なんか滅多に見られない。見たら話の種になるレベルだ。
そういう暗鬱とした気持ちも呼び覚まされてしまうが、それでも収録されている写真は美しくもかわいらしく、そして少なくとも撮影時にはそういう営みがあったわけだ。
そうして残されたものを見て、なにか気付いたり行動したり、ということもあろうから、幾重にも価値がある。

0
2022年08月13日

「学術・語学」ランキング