【感想・ネタバレ】転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す ZERO６のレビュー

十夜 / chibi

セラフィーナ、聖女修行で大活躍！？

セラフィーナ達の突然の魔人との邂逅により、王国に激震が走る。
シリウスは魔人の再来に備え、セラフィーナを王城から遠ざけるよう画策する。
一方セラフィーナは、魔人を前に気を失ったことを気にして、シリウスには内緒で聖女騎士団で修行をすることに決める。
聖女騎士団からセラフィーナが受けた依頼の内容は……。

「ある魔物」に魅了の魔法をかけられ、おかしな行動をとる騎士団長たちのドタバタ対応！ 「魔人から家族を守るために騎士になる」と言い出し、騎士団の訓練に参加し始めた国王の説得！
最後に、孤児院で怪我をした騎士の治療へと向かうセラフィーナだが、そこにいたのはかつてセラフィーナの護衛騎士の内定を受けていた騎士で……。
さらにはルドの巣から保護された謎の少年との温かな交流も！！

[ブクログ · ★★★★★]

百年の間姿を見せなかった魔人が輪紋魔獅子を求めて現れる。
セラフィーナは聖女騎士団で修行、マーメイドの魅了にかかった騎士団長のマーマントラップ案件、国王の第一騎士団訓練案件、元護衛騎士内定者案件と活躍する。
サルガス副団長と孤児院の子どもたちの古傷をすべて治療し、サルガスの悩みも解決し、侯爵家嫡男としての決意を新たにし、さらに第一騎士団副団長から近衛騎士団へと異動する。
黒狼のルドが見つけた子供、カイルは順調に回復する。

[eao · ★★★★★]

カノープスとセラフィーナのこのくだりが良かった。
その出自から差別を受けてきたカノープス｡
その身体的特徴である水かきを、セラフィーナはその曇りのない目で､その水かきがあるおかげで私の護衛騎士は誰よりも速く泳げると大絶讃｡
それに応えたカノープスの「私は王国騎士団に所属するどの騎士よりも速く泳いでみせましょう！」にグッときました｡
騎士団長たちのマーメイドならぬマーマン事件に笑い。
いつもの近衛騎士たちとの笑い溢れるやりとり、シリウスのメロメロぶりにも癒され。
平穏で幸せな日々に徐々に忍び寄る魔人の存在｡

本編に同時進行でこちらも書くなんてすごいです。
次巻も楽しみにしています｡

＃笑える ＃癒やされる

[koa · ★★★★★]

コメディ味が強め

今回もとても面白かったです。
騎士たちがこれで大丈夫なのか？と思うほどの脳筋揃いですが、新たな常識的な騎士が加わってこれからのストーリーにどう関わっていくのか楽しみです。

シリウスの出番が少なくてちょっと残念でした。セラフィーナとシリウスの掛け合いが一番の楽しみなので。
他の男性キャラより頭一つ抜けるくらい魅力的なので、いつか彼の生まれ変わりが本編に登場してほしいなと思います。