【感想・ネタバレ】趙紫陽 極秘回想録 (下)~天安門事件「大弾圧」の舞台裏~のレビュー

あらすじ

毛沢東時代以来の自給自足経済を改め、人民公社を解体するなど、農村改革で頭角を現した趙紫陽。胡耀邦総書記のもとで首相として経済の舵取りにあたり、のちに総書記となるが、自由化や民主化に傾く趙紫陽や胡耀邦に対し、守旧派はあの手この手で改革の妨害を試みる。そして悲劇が起こるのだった。80年代の中国の要人たちの理想と思想、そして生々しい人間関係や感情までをつぶさに語り伝える、世紀の「遺言」。(解説・日暮高則)

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Posted by ブクログ

総書記まで務めた著者は「国家の近代化を望むなら、市場経済を導入するだけでなく、政治体制として議会制民主主義を採用すべきだ」と言い切る。

この言葉を含めた最終章は良識あるテクノクラートの面目躍如というべき文章だと感じた。

ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店にて購入。

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2022年08月31日

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