【感想・ネタバレ】趙紫陽 極秘回想録 (上)~天安門事件「大弾圧」の舞台裏~のレビュー

あらすじ

1989年、北京市内では民主化を求める市民がデモを繰り返していた。李鵬首相ら守旧派が戒厳令布告を求める一方、民主派の趙紫陽総書記はそれを拒否し、市民との直接対話を試みる。だが政府は趙を意思決定の場から外して武力制圧に乗り出し、結果多くの死者が出ることに(天安門事件)。趙紫陽は追放され、2005年に亡くなるまで16年も自宅に軟禁されるが、その間彼は事件の経緯や自らの思いを多くのテープに秘かに録音していた。

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Posted by ブクログ

趙紫陽や胡耀邦らがより周到に自派を拡大し、とう小平の死去を待って党改革を進めていたら今の中国はどうなっているだろう?

結局現実と大して変わっていないかも知れないし、経済面は同じようでも政治面では穏やかに変わっていたかも知れない。ソ連の様に解体していたらアジア全体が不安定化しているだろうし、ベトナムの様な一党独裁になっているかも知れない。

色々と想像を掻き立てられる回想録。

ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店にて購入。

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2022年08月27日

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