あらすじ
「横田、センターに入れ!」1096日ぶりの出場となった引退試合で見せたプロ野球人生最後のプレーはいまだ語り継がれている。ドラフト2位で阪神タイガースに入団。将来を嘱望されたが、プロ4年目に脳腫瘍に侵され、18時間に及ぶ手術の後には過酷な闘病が待っていた。絶望と苦しみの日々の先に見えたものとは?感動の自伝的ノンフィクション。
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Posted by ブクログ
横田さんの目の前にそびえ立つたくさんの壁。小さな壁から少しずつ乗り越えていく努力に心が動かされました。ある時、闘病を患い、その闘病さえも乗り越えたからこそこの本の名前があり、この人の人生を見てると感動の涙、悲しみの涙、様々な涙が溢れ出て来ました。野球が好きな人、闘病を持っている人、共感できるのではないかと思います。
Posted by ブクログ
本当にまだまだ観ていたかった選手。
努力が結果になるかは不明だけど、努力と人柄で周りを動かした強い人だったと思う。
本出した時に再発してたんですね。
それを見せないのも強さだったと思います。
ありがとう、横田慎太郎選手。
Posted by ブクログ
「『ああ、病気は必ずしも悪くなかったな』と考えるようになったのです。少なくとも、病気になったことを悔やんではいません」
私にも持病がありますが、著者のようにきっぱりと言い切ることはできません。病気になったから得たこともあるにはありますが、心の底から「悪くなかった」と言えるかというとそこまでの境地には至っていません。
私よりずっとずっと深刻な病気を抱えているのに、こんなにも心が強いのは、野球を通じて心も鍛えてこられたからなのではないかと思いました。
著者のその後を知りたくて、インターネットで調べたところ、脳腫瘍が再発し、2023年に亡くなられていたと知り、とてもショックでした。