あらすじ
人間は醜い。だから少し離れてつながろう! 友人、家族、恋人。大ベストセラー『完全自殺マニュアル』の著者が、悲痛な体験から生きづらさの最終的な解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。鶴見済が生きづらさの問題について20年ぶりに書き下ろした解決法。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
特に前半は、それは良い思考回路だなと思った。覚えておきたいことをメモ。
1-3孤独が肯定される関係と否定される関係の間にあるという見方。肯定されない関係ならなくていい。
1-5たがいに思い浮かべる回数を減らす。思っていることはむしろ、相手に伝えてはいけない。「本音をぶつけあうのが本物の友だち」という幻想。
1-8おおぜいが羨ましく思えるのは、進化的な意味と部活動や係活動の多い日本式教育のせい。学校に通う意義は、日本は友だちとの友情を育むだが、他の国で多いのは知識を身につける。
2-0人間は良いところだけ見せて人によく思われようと、いつも考えている生き物だ。「ああ、良いところだけ切り取って見せると、こう見えるのだな。」と思っていれば良い。
3-8一対一でなくてもいいは、言いたいことはわからないでもないが、語弊を生むなあと思う。一対一を理想とし過ぎている結果、独占しない付き合いができないということではないと思う。
4-6個人主義、ゲシュタルトの祈りは、自分が近視眼的になって困った時に思い出してみようと思う。
Posted by ブクログ
『まえがき』からうなづきが止まらなかった笑笑
人生の各所で自分が抱えていた違和感や生きづらさが言語化されていて、『こう言うことだった!』と腑に落ちた(^^)
社会は日々変化している一方で、アップデートできてないのはそこで生きる人間の価値観の方なのかなと思う。
多様性が声高に叫ばれているけど、結局は個人の意識改革が必要で、自分が納得できる生き方をそれぞれがしていくことが大事
自分に自信がないとできない生き方だから、それはそれで大変なんだけど。
Posted by ブクログ
これまでの鶴見さんの本では『人格改造マニュアル』が一番好きなのだけど、それに通じるような本当に役に立つ内容だ。
自分自身は、人間関係をほぼ家族以外降りているので、あまりストレスはないのだけど、長男がやたらと張り合うようになってきて、全然言うことを聞いてくれず付き合い方が難しい。怒ったりしないようにしようとしたら、心を殺して冷ややかな感じで接するようになった。こちらとしては子どものことが好きなので、家族を開きたくはないのだけど、子どもにとってストレスになるようならそうなってしまうのも仕方がないのだろう。寂しいけど仕方がない。
会社や学校など親密な人間関係でつらい思いをしている人は読んだ方がいい。
長男も人間関係で苦労するタイプなので、中学生くらいになったら渡したいと思うのだけど、僕が渡したらむしろ読まないかもしれない。