あらすじ
高層ビルとコンクリートに囲まれた都会でも、人はこんなに人間らしく生きられる。バスケットの試合結果や天気予報を知らせる、ユーモアたっぷりの地下鉄のアナウンス。ホームレスにも出稼ぎの労働者にも、分け隔てなくご馳走をふるまう教会の感謝祭。これを買うな、あれを買えと話しかけられるスーパー。欠点があっても、ちょっと変わっていても、一人ぼっちでも、きっと明日はもっと面白くて温かいニューヨークに出会える。既刊『ニューヨークのとけない魔法』待望の続編!
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Posted by ブクログ
1作目に続き今回も、良くも悪くも個性豊かなNYの人々が描かれている。
この本を読めば、20年以上前にこの街へ観光に行った時の記憶が昨日のことのように思い出される。
当時はまだ治安がかなり不安定で、ハーレムに近くなるにつれて浮浪者らしき人達の姿を多く見かけるようになった。
ひったくりに遭うなど厳しい面も体験したが、そのたびに周りに人が集まってきて声をかけてくれたり、助けてくれたり。人々の温かさにも触れることができ、本当にいい思い出となった。
話しは逸れたけど。。。本作でも裏表のないNYの人々と直に触れ合えた気持ちになることができて、すっかり心のメンテナンスになった。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。今回もとても良いお話たちばかりでした。これを読んでると、本当に、本当に、ニューヨークに行きたくなる。わたしの永遠の憧れの街である。
Posted by ブクログ
これで出版されてる『ニューヨークの~』シリーズを全部読んだかな。どうやら、この著作が一番古く15年位前のもののようだけど、全くそんなことを感じさせない…のは私がNYにいたのも10年は昔のことだから?このシリーズを読むと、日本を出てアメリカに行きたくなる。やっぱり今年の夏休みはアメリカかな。
Posted by ブクログ
最高にハッピーになれる一冊です。
読んだ後に思わず笑顔になれる本は滅多にないです。
昔の東京だってこうだったに違いない!
できればこうでありたい。
たぶん、また読み返すだろうな。
優しい気持ちに出会いたくなったら・・・
Posted by ブクログ
NYに暮らす著者が、ニューヨーカーたちとの日常のふれあいを綴った『ニューヨークのとけない魔法』に続く文庫本。『とけない魔法』のオリジナルより前に書かれた、初めてのエッセイ集。こちらには英語のワンフレーズはありません。
著者撮影のモノクロ写真が、エピソードに合ったテーマになっていて、現実感と温かさをエッセイに添えています。『とけない魔法』同様、自分もこんな出会いがしたい!魔法にかかってみたい!と思わせるような、個性あふれたいい人たちとの出会いを楽しむことができます。阿川佐和子さんの解説もgood。
オリジナルは『ニューヨークがやさしい』単行本で1996年に出版。現在のニューヨーカーってどんな感じなのかなぁ。
Posted by ブクログ
ニューヨークのとけない魔法
のレビューに思いは綴ってるので割愛。
ニューヨークに行く時にこの本に出会えた私は運が良い。
そしてこの本みたいな出会いがあった私は幸せもの。
Posted by ブクログ
やっぱり素敵な装丁に惹かれてまた手にとってしまった二作目。
前作よりさらに濃密になっている感があるニューヨークエッセイ。
著者の柔軟でナチュラルな視点は相変わらず、そしてさらに、
優しく懐が深くなっているような。
写真も加わり、イメージと共にニューヨークの日々を楽しめる。
ニューヨーク、
やっぱり行きたいかも。
Posted by ブクログ
お待ちかね!!!
一日を台無しにされるような他人の一言。
でもそれを帳消しにしておまけがくるくらいのハッピーな幸せをくれるのも見知らぬ人達の一言。
何度でも読み返したいストーリー。
著者のお母様の登場にもぐっとくるものが。。。
Posted by ブクログ
ニューヨークでのリアルな生活を垣間見れるエッセイ
フランクな人、暴言を吐く人、地下鉄で芸を見せる人 様々な人たちとの一瞬の関わりの中にニューヨークという街の性格を感じました
街は人で作られているんだなと
岡田光世さんの好奇心や着眼点が日常を面白く興味を持たせる文章で書かれています
特に
「ブルックリンの罪ほろぼし」
「非行少年の届けもの」
が心に残りました
国としての興味は、フィンランドの方があるけれどニューヨークの人たちの挨拶やすれ違いざまの言葉の掛け合いは素敵だと思いました
Posted by ブクログ
アメリカ人の素敵部分が描かれてる。
赤の他人とのコミュニケーションが日常的に存在してる。
ニューヨークだけじゃないんじゃないかな。
行ってみたい、けど怖いが勝つかなぁ、ニューヨーク
Posted by ブクログ
ニューヨークに住んでいる著者の日常を書いた本。やさしいNYと怖いNY、ざまざまな面からNYを見ていて、この本を読んでるとNYに興味がわいたわ^^
Posted by ブクログ
「ニューヨークのとけない魔法」続編。
とけない魔法よりも、NYの陰の部分と切なく心に響く話が多い。
ストーリーごとに掲載されている写真(作者が撮影)も興味深い。
Posted by ブクログ
「ニューヨークのとけない魔法」の続編。
ですが厳密には単行本としてはこちらが先に
出ていたそうです。
「とけない」よりも切なくなる
しんみりしたエピソードが多いです。
海外を知ることで日本のことも改めて気づくことが
多くて本当に興味深い。
もっともっと光世さん目線のニューヨークを
読んでみたいです。
Posted by ブクログ
持ち歩いていたら、コーヒーでぼろぼろにしてしまいました・・・けど捨てられない。ニューヨークで起こる出来事を、やさしい目線で幸せな光景に変えてしまう。著者こそが魔法使いなのではないかと思います。
Posted by ブクログ
うん、この感じ読むと思い出す……
みなまで書く方でない分、行間を読むのが苦手(普段から苦手…)な私には分からないところもいっぱい(^_^;)
これはイヤだったということ?それとも、筆者は楽しんでる?
とかワカラナイまま汗
でも、なんだかこのあったかい感じは大好きで、それは筆者がニューヨークを愛してるのが前面に出てるからかな?
もうこのシリーズたくさん読んだ
けど、きっとまた読みたくなる
読みたくなったとき永遠に読めればいいのに、、
そんな1冊
2015.11.02
Posted by ブクログ
『素敵な私小説』
私はニューヨークが好きじゃないから、なんとも思わないけど。こんな素敵な事やおかしい事があったのよっていうちょっとだけ虚栄心が見え隠れするエッセイ。ニューヨークってどこか大阪のにおいがすると思うんだ。どこにいたって、人は人だし、地球上でその地に下り立つだけで変われるなんていう効能がある土地はない。だからこそ、だと私は思った。
Posted by ブクログ
優しい気持ちになれる。
スペインでもそんなエピソードたくさんあったな。
日常の中でほっこりするエピソードってきっとたくさんあるけど、忘れてしまうんだよね。
忘れないように書き留めて生活してみようかな。
Posted by ブクログ
ニューヨークへの想像が膨らむエッセイ集。
「メニューのあるレストラン」と「車内放送」の話が印象的。
個人的には、友人の生活談で受けた印象と今回読んでの印象がちょっと違ってて戸惑う。
これを機に自分が実際に行ってみるのも良いな。
Posted by ブクログ
ニューヨークでの出来事を綴ったエッセイ第2弾。
前作同様、温かな気持ちになるエピソードがたくさん。
筆者の感覚がもうかなりニューヨーカーだからだろうか、日本人から見た、という感じは少し薄い。
ニューヨークの日常風景を覗いているようで、この街に住んでみたいなという気持ちになる。
ただちょっとオチがない話…というかブツギレ感のある終わり方が多くて、さらさら流れすぎてしまうかも。いっぺんあたりのボリュームが少ないから余計にそういう印象になったか。
各話もパラパラしていてまとまりがない。
文章自体はすごくうまいとはいえなかな。切り取り方と表現はいいと思うんだけど。
1作目の『ニューヨークのとけない魔法』の方が面白かった。
ニューヨークという軸以外に「1話1フレーズ」というテーマもあったし。
軽い読み物にはちょうどいいかも。
Posted by ブクログ
人生を幸せにしてくれる、素敵な本。ちょっとした親切、思いやりが人間関係にどれほどの力を持つか、、これを読んで、私も通りすがりの人に暖かいまなざしを持とうと決心しました。
Posted by ブクログ
一作目みたいに英語表現がなかったのが残念。
NYの負の部分が表されてたように思う
でもどこかユーモアで人の温かさやアメリカンジョークなど、思わず微笑んじゃう場面もありますます行ってみたくなった!
Posted by ブクログ
ニューヨークの魔法シリーズ第2弾。
ニューヨークの解けない魔法より少しせつないエピソードが多い気がする。
解けない魔法にもでてきたイタリアンレストランなんかも出てくる。スーパーで色んな人に話しかけられるって話が好き。
Posted by ブクログ
ニューヨーク行きたい。
観光だけの目的でなく
いい面も悪い面も
たくさん味わって。
苦しみや、悩みが
どこの国にだって
だれにだってある。
けどひとにやさしく
『その靴かわいいですね』
って、
誰かに話しかけられるように。
あたしも、なりたいな。
Posted by ブクログ
サンクスギビングとかクリスマスに、これだけ他者に優しくなれる海の向こうの人たちを、すごいと思う。
日本にも、こうゆう習慣、かつてはあったのかなあ。。。。
Posted by ブクログ
ニューヨーク、に惹かれて本屋で見かけてなんとなく買ってしまった。現地に暮らす著者が、「人々のふれあい」みたいなちょっとしたエピソードをつづったエッセイ。うーん、ひとつひとつのエピソードが短すぎるのか、いまひとつインパクトがないというか、文章もよくいえば端正でまじめ、悪くいえばおもしろみがないというか、なんだか印象が弱かった。つまらないわけじゃないけど。でも、ニューヨークってクールでこわいイメージだけれど、人々はかなり温かく、おせっかいで、ユーモアがあるんだなあーと思った。すぐいろんな人が声をかけてくる、とか。日本、とくに東京って、そういう意味じゃ、そうとうみんなクールというかシャイでは? この本を読むと、ああ、でもおせっかいっていいことだよね、ユーモアって大切だよね、と思う。