【感想・ネタバレ】幽霊列車のレビュー

あらすじ

山間の温泉町へ向う列車から八人の乗客が蒸発してしまった。前代未聞の難事件に取り組んだ中年警部は行く先々で推理マニアの女子大生に出っくわす。捜査の邪魔だとカッカしていたオニ警部殿はいつの間にかこの美女にカッカ。そして二人はいつしか名コンビになる。著者のデビュー作であり、〈幽霊シリーズ〉第一弾となった表題作ほか、二人が出会った10の殺人、5つの事件、「裏切られた誘拐」「凍りついた太陽」「ところにより、雨」「善人村の村祭」を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

幽霊列車は、長い台詞から始まる。
そして主人公は、永井夕子と宇野喬一。
大学生と警察官。

2人の凸凹組の物語の始まり。

始めての入賞作品とは思えない、完成度の高さ。
登場人物の面白さ。
量産できる根源をみたような気がしました。

歴史的作品を読み終えて、ここから赤川次郎がはじまったのだという実感が涌きました。

0
2011年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「幽霊列車」赤川次郎

短編集です。
赤川次郎の処女作「幽霊列車」が入ってます。最初の頃って、わりとシリアスめの話が多かったのね、という印象ですが、あとになるにつれてユーモラスなシーンがかなり出てきまして、赤川節という雰囲気でした。
わたしの一番のお気に入りは、「凍った太陽」ですね。
この頃(一九八一年頃?)は、まだ冷凍技術が珍しかったんだなーという感じがします。
技術が進むのって、ほんと、早いですよね……。

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2011年06月05日

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