【感想・ネタバレ】テレビの大罪のレビュー

あらすじ

あなたはテレビに殺される。運よく命まで奪われなくとも、見れば見るほど心身の健康と知性が損なわれること間違いなし。「『命を大切に』報道が医療を潰す」「元ヤンキーに教育を語らせる愚」「自殺報道が自殺をつくる」――。精神科医として、教育関係者として、父親としての視点から、テレビが与える甚大な損害について縦横に考察。蔓延する「テレビ的思考」を精神分析してみれば、すべての元凶が見えてきた!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

テレビというメディアが日本の国民を総白痴化している。

テレビが放送していることは日本の全てではなく、本当にまれな(特別な)ごく一部を全てのように放送している。それを見て、国民はほとんどそれが日本の(世界の)常識であり、あたりまえの事だと思い込む。

認可事業であるテレビ局が、自分たちの思い通りの番組を作って垂れ流している今の状況はまともな状況なのだろうか?

メタボも、ダイエットも、老人医療もテレビが作った当たり前と、それによって生じた結果が正反対なことも多々ある。

テレビやメディアを見たりする時、これは本当に全てが多数であたりまえの事なのだろうか?と立ち止まる常識や見識を私たちは持つ必要があるんだと、考えさせられた一冊です。

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2011年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美と醜、ゆとり教育、都会と地方、司法と医療の問題、自殺報道。価値観の押付け、ダブルスタンダードにダブルバインド。限られた番組時間内で感情に訴えかけて(問題をミクロで語る)二分割思考に陥らせ、善悪の結論を短時間で得ようとする手法。認知的複雑性が低いとテレビによって命を奪われかねない。テレビのいうとおりにしていたら心身ともに健康になどなれない。父性あふれる視点でとても痛快。

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2012年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっと強引かなぁと思う所もあるけど今まで思ってた事がズバッと書かれてました。
この本が出たのは2010年ですが状況は今の方が酷くなってる気が…。

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2011年09月07日

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