【感想・ネタバレ】肩ごしの恋人のレビュー

あらすじ

欲しいものは欲しい、結婚3回目、自称鮫科の女「るり子」。仕事も恋にものめりこめないクールな理屈屋「萌」。性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳。この対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する“幸せ”のかたちとは――。女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿が爽快。圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

肩ごしの恋人、なるほど萌とるり子はずっと抱き合っていたのか、または時には背中合わせだったり
その肩ごしに通りすぎゆく2人の恋人たち、彼らは彼女たちの脇役にすぎない、彼女たちを形作るパーツでしかないのだ
2人でひとつ、月と太陽、春と冬(夏と冬ではなく)
太陰大極図
萌とるり子は私たち女性の中にいる感情
1人で生き、孤高であることが美しいと思う自分と、男に幸せにされて然るべきだと思う自分
つまり萌とるり子は私たちなのだ
だいぶ恐れ入るわね

そして、ああこの本がどれだけ私の救いになったか
そうなのだ、男に酷いことをされてもセックスも男も嫌いにはならない、だけど一生セックスも男も信用をしないのだと思う
彼女と違うのは、私は自分のことは信用していることだ、と思ったけどちょっと違うかもしれない、信じているんだと思う

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

気持ち良い!
解説にもあるようにさらさらと流れる文章とその中の時間、正反対のふたりの腐れ縁からなる最強感。
自身が女であることを誇れと、おしりを叩かれたような清々しさ。

高く高く伸び軽やかに揺れるるり子と、深く根を張りどっしりと構え、我々に頼もしさを見せてくれた萌。どちらも最初から最後まで一貫してカッコよく、強くて魅力的だった。初めに正反対と言ったが、2人がずっと一緒にいる理由は何となくわかるような気がする。2人は似ている。

旦那の浮気相手へのるり子の態度、気持ち良すぎて痺れた。

腹立たしいほど真っ青な空を見上げて胸を張れる彼女たちに憧れる。自分もいつだってそのような女で居たいと思う。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

恋をして女を楽しむ女。仕事をする中で女であることを負担に思う女。主人公の女性2人はどちらも私の中にいるようにもいるように思えた。
私も女であるから、男性から愛される喜びがあることは理解している。その一方で女だからこそ、男性から俺でもイケる女だと思われる鬱陶しさ、舐めんなと思う悔しさも理解している。

主人公両方に共感出来る部分が多々あったが、2人の関係性の結末には、2人の未来に期待し過ぎなのでは??と思えた。

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2024年06月05日

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ネタバレ

「女の幸せとは」「愛とは」がテーマの作品だと思った。
20年ほど前の作品なだけあり、今現在の価値観で測ると引っかかるところは多少あったが、テーマが揺らぐほどのものではなかったのであまりノイズにならなかったのはよかった。

読み始めは、るり子のやりたい放題な性格が苦手で最後まで読めるか心配だったが、読み進めるうちに登場人物たちの心境の変化にどんどん引き込まれていった。

特によかったのが、さまざまな出会いの中で、終盤、るり子の考えの変化の中に変わらない芯のようなものが見えたところ。
萌の変わらない考えの中に少し柔らかくなったところができたところ。

心境の移り変わりがとても人間らしく、また、物語の終わり方も女の幸せはひとつではないと感じさせられた。

集中力が続かないので、ふだん小説は2、3日に分けて読んでいるが、この小説はとても読みやすくするすると脳内に入ってきて半日で読み終わることができたのには驚いた。
さすが直木賞受賞作……。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

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女でいるのが武器と思うか、女でいることが弱点と考えるか

女でいることが弱点だなんて思わないし、自立していたいと思うけど、所謂、女性としての幸せ=結婚を求めなきゃなのかと少し焦る最近。

気づけば一緒に同じ時間を過ごしていた人たちが、婚約して結婚して子供ができて、遠くに行っている感覚がすごい、女としての幸せを幸せだと思って追い求められるのも羨ましく思う

でもるり子と萌だったらわたしは確実に萌側の人間だなぁと

頼るだけで生きていくなんてまっぴらだし、沈黙を破っちゃうタイプだし、自分を守りたいからこの人と付き合わなくても良いってなっちゃうし、相手がいるからこそ気を遣わないっていうのもわかる、不倫も高校生に手出しもしないけど

年も近くて自分を投影した、直木賞取った理由がわかる


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2024年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

直木賞の作品らしい。

おぉこんな内容だったか!
JKが好きな唯川さん×直木賞ということで、読んでみる。
しかもドラマやってた気がして、期待して読む。

すごい女がいた!
るり子、私の周りににはいなかったなぁ。でも、萌のような子もいなかったなぁ。
それぞれが、すごく魅力的。
自分の行動に自信を持っていること、27歳にして後悔のないような生き方をしていること。言い切るって難しい。でもこの2人は行動も選択も迷いがないことに、すがすがしい感じがする。あとがきに、江國さんが唯川さんの作品を“梨”の筆と言っていた。“あるのまみずみずしさと、さくさくとした歯ざわりの良さ”と書いている。まさに!!!
読み応え(噛み応え?)抜群だった。

P206
「後悔するかどうかは私が決めることよ。」
P304
「それにね、私は自分が幸せになれないなんてどうしても思えないの。だって私、いつだって幸せになるために一生懸命だもの。人生を投げたりしないもの。頑張ってるもの。そんな私が、幸せになれないわけないじゃない。」

3回結婚して、3回離婚して、結婚で私が幸せになることしか考えていない、女の武器を誇らしくかざするり子を、かっこいいと思うなんて!!!
でも、生き方に筋が通ってて好きだなぁと思った。

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2024年03月05日

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ネタバレ

私だったら、るり子みたいな子とは絶対に友達になれない。ただここまで自分の幸せを追求し、周りの眼を気にせず生きていく行動力には脱帽

るり子のセリフで
私は自分が幸せになれないなんてどうしても思えないの。だって私、いつだって幸せになるために一緒懸命だもの。人生を投げたりしないもの。
頑張ってるもの。そんな私が、幸せになれないわけがないじゃない。

がめちゃくちゃ刺さった。私も幸せになる未来を想像してるり子みたいに前だけしかみない強い心を持ちたいと思った。

萌は10年後ぐらいに宗と再開して、家族になれたらいいのになあと思ってしまった。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

萌のより関係性を深めたいとは思わないという考えを言語化してくれていて、腑に落ちた。私の中にあった考えはそれだ、と気づいた。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすかったが、現実的にあり得ない話なんじゃないかと思ってあまり感情移入出来なかった。
都会の人はそんなに簡単に○○するものなのか。
るり子を受け入れる萌も人が良すぎるというかなんというか…。

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2024年09月20日

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