あらすじ
親友の婚約パーティで再会したのは学生時代から憧れていた彰生。平凡なOLの芽以子にとって作家をめざし才能に溢れていた彰生は、今も憧れの存在。そんな彼が自分に興味をもってくれるなんて…。わがままで自信家の彰生に振り回される芽以子。だけれど好きになってしまったら恋の相手は選べない。芽以子と彼女をとりまく女たちの、切ない恋愛模様を描く長編小説。
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Posted by ブクログ
芽以子は嬉しい気持ちも悲しい気持ちも共有したいと思ったけど、彰生は楽しいだけを共有したかった。 自分の考えばかり押し付けていてはだめだな。 理想の恋人関係って人それぞれだし、ましてや男と女の違いが大きいと思う。 あなたとあたしは違うってところを理解しなくちゃ。 難しいけど。
Posted by ブクログ
著者は強欲だ。
2人の正反対の理想を、同時に手にしようとする。
主人公は同時に2人は手にできないが、
著者は、2人を動じに著作の中に表現して自分のものにする。
自分の理想を記述して、自分でほくそえんでいる著者のまなざしが、創造できる。著者は強欲だ。
私がもし著者なら、「メヒコの風」という題にするかもしれない。