あらすじ
ジャンカルロは義兄が経営する会社の重役用ルームに入ると、若く美しい赤毛の女性に目をとめ、顔をしかめた。あれが社長秘書のナタリア・デイトン――義兄の愛人ともっぱらの噂で、僕の姉を苦しませている女か。鋭い視線に気づいたのか、そのときナタリアが振り向いた。青く魅惑的な彼女の瞳に、一瞬、呼吸すら忘れそうになる。ジャンカルロはそんな自分に腹を立てつつも、ほくそえんだ。不届きな愛人など金で追い払うつもりだったが、計画は変更だ。もっと愉しい方法で、彼女には罪を償ってもらおう。
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Posted by ブクログ
いきおいのあるシチリア男が”誘惑するぞー”と言ってるせいでいきおいのある話になってる。義兄の愛人と勘違いし、復讐の為に誘惑しようとすが、ヒロインにはっきり『誘惑する』と宣言して陰湿さは無い。最後に誤解がわかってヒロインに拒否されても「結婚してくれ」とで押し切ってしまう。カラッとしてる話でした。
Posted by ブクログ
ナイト社社長秘書ヒロイン。ナイト社社長の妻の弟で実業家ヒーロー。
姉夫婦の結婚生活がうまくいってない事を知り いろいろ詮索し誤解をしヒロインに冷酷な態度をとろうと頑張ってるヒーロー。自分の独占欲や嫉妬に気がついてるだろうに認めない。社長とヒロインの特別な関係を誤解し暴言吐きまくり。彼女には責任なんてないのになぁ。ただ会いたかっただけなんだよ。ヒロインの立場でいえば何だか腹立ってくるようなロマンスだがヒーローの立場からいえばシチリア男の勝ちって感じ。感情の起伏が激しい1冊。