【感想・ネタバレ】熔ける 再び そして会社も失ったのレビュー

あらすじ

カジノで106億8000万円を失い、会長辞任、獄中へ。
そして懲役4年の刑期満了後に、再びカジノへ。リベンジの舞台は韓国ソウルの「WALKERHILL」
3000万円が9億円にまで増えるマジックモーメント(奇跡の時間)を迎える。
果たして、負けを取り戻す夢物語か、破滅への一里塚か。
ギャンブラー井川意高によるバカラ放蕩記。

しかしその裏ではギャンブルよりも血がたぎる、現会長佐光一派による井川家排除のクーデターが実行されていた。

「大王製紙から井川家を排除し、自らの地位を盤石とするために、佐光は300億円も無駄金を上乗せして会社に損害を与えた。「他人のカネ300億円で買った社長の座」は、さぞかし温く心地良いことであろう。これこそ特別責任ではないか。しかも、私の金額の3倍である。有罪とすれば懲役12年だ。」(本文より)

大王製紙を舞台にした血みどろ裏切りノンフィクション!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本の最後は、安倍元総理とのエピソードで締めくくられている。2022年7月8日、その安倍元総理も理不尽な形でこの世から去った。
本が出版された時点では、こんなことが起きるとは思ってもみなかったと思うが、人生が激しければ激しいほど、その終幕は静かなのかな・・・。

特に後半、色々考えさせられる良書でした。

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2022年07月18日

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