あらすじ
人間は頭だけを使って考えるほどバカになる。抜群のアイデアや大切な人生の答えは、「脳の外」で考えればあっという間に見つかっていく。様々な科学的研究から「脳の外」で考えることの有用性を実証した稀有な一冊。さあ、あなたも机から立ち上がり、「脳の外」の冒険を始めよう。
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Posted by ブクログ
とても面白くて、喉が渇いた時にごくごく水を飲むように読み進めた。
脳より身体が先にわかっているなんて!今ピラティスに通っているが、ピラティスや瞑想は身体のアンテナを研ぎ澄ませてくれると思う。
人間の昔からのあり方に従って、従来無駄と思われてきたようなルートで脳と身体全部、むしろ自分と外側全部を使うという感覚に少しずつチャレンジしたい。
お散歩も積極的に、携帯から目を離して、緑を目に映して自分の力を回復させるぞ!
Posted by ブクログ
内受容感覚
意識だけに頼らない。マインドフルネスで鍛えられる。緊張は、ワクワク、と捉えなおす。
身体を動かす
ゆっくりウォーキングしながらのほうが脳が冴える=画像からがんを発見する率が上がった。
動くことを許された子供の方が成績が良い。
そぞろ歩きをしながらのほうが思考が進む。スピードを上げない。
隙間時間は歩いて考察する。ランチ休憩、コーヒーブレイクなど。体を動かすブレイクタイム
ランニング中は、一過性前頭葉機能低下=脳の空白
ソローは一日4時間のんびり歩く。足が動くと思考も流れ始める。
手のジェスチャー
口ではなく手で会話している。高収入の家庭の子供のほうがじジェスチャーを使う。
自然空間
食べ物が多そうで安全な空間を好む。草原で木々があり水場が近いところ。美しいと思うのは食べ物がありそうで休憩ができそうなところ。
最短距離を探すのではなく自然が多い道を通る。
自然のフラクタル構造が落ち着かせる。絵画「ナンバー14」
植物があると集中力が高まる
何時間でも自然を見ると集中力や注意力が高まる=長短時間の回復機会=窓の外を見る
建物の空間
壁に囲まれた空間は心を拡張する画期的なツール=周囲を気にする必要がなくなった。
コーヒーハウスは逆の空間
修道院はアクティビティスペースと扉のついた防音の読書室、の両方がある。
自分のアイデンティティや所属団体を表す何かがあるとパフォーマンスが上がる。自分の役割を強化する。
アイデアの空間
人間は場所と感情を紐づけて記憶する。
空間と関連付ければ記憶力は倍になる。
ディスプレイは、大きいほどいい。小さいと知的能力が枯渇する。ディスプレイへは、PCよりも投資は効率的。
メモを取ると深く処理できる。DNAのらせん構造も手を動かさなければ生まれなかった。
専門家の心
徒弟制度は、学校制度よりも技術の継承に優れている。専門家の思考を見て学ぶ。模倣の効用。ビジネスも真似から始まる。素早い二番手が成功する。とはいえ、うまく模倣するには圧倒的な想像力が必要。
ジョブスもゼロックスの真似をした。
法律文書をかけるようになるには、サンプルを写すところから始める。
仲間と思考
人は人間関係について考えると賢くなる。人間関係を考えることは得意。
教えると深く学べる=教える行為は社会的行為だから。
物語があると正確に理解できる。
集団で思考
軍隊の行進は一体感と興奮を呼ぶ=筋肉の絆=ミツバチスイッチをオンにする。人としての結びつきが密接な集団では、個人との考えとは違う考え方になる。よりしっかり考えられる。チームで書いた論文が増えている。