あらすじ
長期入院中の30代の作家の元へ、ずっと疎遠だった母が見舞いに訪れる。他愛ない会話から繊細な感情が描き出される。解説/江國香織
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Posted by ブクログ
ルーシーの日記を読んだのか。
この本は、ただ思い出した事をパラパラと書き留めた状態なのだが、繋がってまとまってる。
続編が気になる。
他人の親切で生きている。
人の事は分からない。
自分の事も自分でもわからないんだと思う。
トラウマは、愛でしか治せないと思う。
誰しもが何かしらのトラウマがあるだろう。
ルーシーがウィリアムの財産を放棄したのは、自分に受け取る価値が有るとは思えないんじゃないか。自己肯定感。
貧乏、夫婦、家族。
人は自分の知っている、見たことあるものにしかなれないんじゃないかな。
父、母に似ないように整形をする。
外見を変えても、考え方や性格とか似ている。
お金と環境と教育が人を形成する。
ルーシーは家族を愛しているという気持ちはあるが、愛し方を知らない。
母も父も愛し方を知らなかったんだろう。経験したことが無かったからか。
人は進んでいる。
立ち止まってはいない。
自分を病気にしない生き方、正直な自分で生きていけば良いのかな。
自分探しをしたところで、自分のことも他人の事も実際のところはわからないだろうし、思い出話は事実と違ってるし。
ただ前進しているのは確か。
好きに心地よく生きよう。
最期は死ぬ。
他人の思い出の中の自分も事実と違っているだろう。
愛が全て。
たくさん愛して愛されて愛を循環して生きていけたら幸せ。
ルーシー!!自分を愛すること!