あらすじ
★世界で活躍する書道家・武田双雲の集大成★
★日本で一番簡単な「ありがとう」の本★
★ありきたりな日常が、感動のドラマに変わる★
いまの閉塞感がある世の中で、一番必要なのは「感謝」ではないか?
たしかに「感謝が大事」ということはいろいろなところで言われていますが、大切なのは、その「感謝」の力を多くの人が使いこなせるように、理論と行動原則を交えてわかりやすくご紹介することです。
目の前のできごとの解釈を変えて、感謝をもってヒト・モノ・コトと接する。それだけで人生は簡単に変わります。
自他ともに認める「感謝の達人」である筆者に、感謝を習慣にして人生の幸福度を上げるための30のことを語りつくしてもらいました。
難しいことは何も必要なし!シンプルで究極の1冊が誕生!
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Posted by ブクログ
不思議な魅力に包まれた武田双雲さんのファンになっての二冊目です。
笑顔でワクワクしながら読みました。 説得しようという文章ではないので、素直に読み進めることができ、ハッピーで優しい気持ちになりました。
『 感謝のレベルアップをしょう
ーーー見返りを求めることをやめる。
そもそも、感謝とは「与える」ものではなく、「気づく」ものです。』
『 ネガティブなものに感謝しよう
ネガティブな感情の奥底には、ポジティブな感情が隠れています。』
このことに気づくきっかけとなったお母様とのエピソードは印象的です。
「ADHD」という特性をお持ちの武田双雲さんは、その特性故に大きくなるにつれ、少し生きづらさを感じていたそうです。
しかし、大学で宇宙物理学や相対性理論、量子力学などを学んだ後、「すべての答えはひとつではない。だからこそ、今この瞬間を徹底的に楽しもう」と思えるようになったそうです。
その後、病気、世間からのバッシングなど、さまざまなことがありしたが、そんななか、たどり着いた答えが「ありがとう」だそうです。
エピローグに詳しく記されています。
『正しい人生もないし、間違った人生もない。
正解がないからこそ、もっと自由に楽しんでいい。』
老若男女問わず読めるようにと、わかりやすく優しい言葉で書かれています。
双雲さんの愛ある言葉が詰まっていました。
Posted by ブクログ
「感謝本」をもう一冊。
書道家である武田双雲氏の本書を読んでみた。
心は書に表れるというが、氏の書には、勢いと同時に、心のクリーンさが伝わってくる。本書を読んだからそう思うのかもしれないが、本書を読む前から、氏の書にそういう好印象を抱いていたのは間違いない。
彼は自身のことを「感謝オタク」だという。広く何に対しても「感謝」の心をもち、出会った誰に対しても「感謝」の心をもち、常に「感謝」の気持ちを忘れないようにしている。
この世界に存在するすべての人や物や、できごとや、廻り合わせや、ともかくすべての存在に「感謝」の要素があるのであって、それに気づくこと、見つけ出すことが氏の日々の生活、人生そのものであるようだ。従って、自称「感謝オタク」の表現は間違いない。
氏は、「感謝は技術である」という。
確かに、こんなに自分の周りには「感謝」の要素にあふれているのに、自分はどれだけ「感謝」の心を感じているだろうかと反省したが、それには技術がなかったからだとふと思った。
本書の日常のすべてのタイミングが「感謝トレーニング」のような生き方をすれば、感謝の技術が確実に磨かれてくるに違いない。つまり実践あるのみだ。
しかも、これをやって「幸福」集まってくるのであるからやらない手はない。
以下例によって、電子書籍でマーキングした部分を自身の復習のために記しておきたい。
***
・何もしてもらっていないときに(つまり自分が最初に)感謝する。(★著者:先出し感謝)
・感謝は技術。
・プラスの言葉を使うと脳はプラス思考になり、自動的にプラスの行動をとる。反対にマイナスの言葉を口にすると、脳はマイナス思考になり、マイナスの行動を自動的にとってしまう。(★感謝の言葉の重要性)
・人が一生のうちで何らかの接点をもつ人の数は約3万人と言われる。世界の人口は約70億人であり、出会える人の数は0.000004%の確率。(★出会えたことが奇跡、出会えたことに感謝)
・人間関係とはエネルギの交換。良いエネルギーを発したら良いエネルギーが返ってくる。ネガティブなエネルギーを発したら、ネガティブなエネルギーが返ってくる。
・自分に感謝(★自分を好きになる方法)
・「うわ~、これ美味しい、最高だなぁ」と声を出して言うことで、感動レベルが高まる。
・嫌な人のことを考えるのは、時間とエネルギーのムダです。
・人は、何か結果を残したいときこそ本性が出る。そのときに感謝できるかできないかで、その後の展開も変わる。「思うように結果が出せない」「なにもかもうなくいかない」と思うことが多いなら、まわりに対して感謝の気持ちを忘れている可能性が高い。(★うまくいかないのは、実力がないわけでも、努力が足りないのでもなく、感謝を忘れているだけ)
・「当たり前」は傲慢のはじまり
・相手との違いを「素晴らしい」と思えるか。相手との差異に感謝できれば、人間関係の悩みは消える。
・感謝の4段階(①すべての感謝している人、②感謝に気づいて感謝する人、③感謝に気づいても感謝しない人、④感謝に気づていない人)
・感謝は倍になって返ってくる。しかし「見返り」を求めてはだめ。「見返り」を期待した時点で感謝力は低下する。