あらすじ
リーダーが部下に伝えるべきことは何か。
評価、注意、できていない(ネガティブな)ことの指摘と答えるリーダーは少なくない。
しかし、時代が変わり、部下が求めるもの、成長に必要なことが変わってきた。
部下は、
自分が「貢献できている」「成長している」と感じたときに、
仕事へのモチベーションが最も高まる。
「年1度の上司から部下への評価」
から
「週5分、部下のやる気を引き出す伝え方」
へシフトすることで、
個人とチームの効率 & 生産性を最大化させることができる。
本書では、
世界10カ国でキャリアを積んだリーダーが、
部下一人ひとりの強みを引き出し、
成長させるポジティブフィードバック(FB)を使用した伝達法を指南する。
世界のエリートが実践する“やる気を爆増させるFBのノウハウ”の紹介から、
シーンごとにどんなFBをすればよいか、
言葉の選び方、タイミングなど実践の仕方まで、
これまでなかった、ポジティブフィードバックの本。
世界のエリートが実践する“やる気爆増のFBノウハウ”大公開!
あなたのポジティブフィードバック度は? チェック付
■目次
・Chapter1 ポジティブフィードバックが自ら動く「できる」部下を育てる
・Chapter2 ポジティブフィードバックの基軸となる4つの「承認」
・Chapter3 部下のやる気を3倍上げる5つのポイント
・Chapter4 部下に伝わるポジティブフィードバック7つのコツ
・Chapter5 組織・チームが強くなる360度フィードバック
・巻末付録
・ポジティブフィードバックをするために
・知っておきたいこと10
■著者 ヴィランティ 牧野祝子
国際エグゼクティブコーチ
東京生まれ。ミラノ在住。
コロンビア大学、INSEAD(インシアード・欧州経営大学院)MBA 卒業後、
国内外10 か国で、外資系の戦略コンサルタント、多国籍企業のマーケティング、
新規事業の立ち上げ等、様々なキャリアを積む。
結婚後もプロジェクトリーダーを務めるなど、
精力的に働いていたが、障がいのある子どもが生まれたのを機に、
自力だけではどうにもならないことがあると知り、働き方、あり方を見直す。
様々な文化、考え方、事情を持つメンバーが一緒に仕事をして結果を出すには、
個々の良さを引き出し、最大限活用できる環境をつくることが必要だと考え、
ポジティブフィードバックを実践し始める。
現在は、独立し、国際エグゼクティブコーチ、企業研修講師、コンサルタントとして活動。
ポジティブフィードバックを活用したコーチングが好評を博し、
法人、個人問わず、グループ面談やセミナーなどを通じて年間約2000 セッションを行っている。
最近は、企業から依頼を受け、経営者、リーダー等にポジティブフィードバックを
はじめとするビジネススキルを伝授している。3児の母でもある。
また、HPやメルマガ、SNS等で、キャリアについて悩む人々に情報発信をしている。
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
フィードバックなしで仕事をするのは、「ナビなしではじめての場所に向かう」ようなもの
フィードバックは評価、ポジティブフィードバックは承認・成長への導き
4つの「承認」を使い分ける
結果承認、行為承認、存在承認、可能性承認
ネガティヴフィードバックは、結果を出すには改善すべきところがあるときに、期待を込めて行う
部下や同僚には「何かしてほしいこと、ある?」でポジティブフィードバックを聞き出す
Posted by ブクログ
相手をモチベートする方法を学びたく購入。
ポジティブフィードバックを、様々な切り口で説明してくれる一冊でした。
以下、実行したいアクション。
①受け手として、コーチャブルなスタンスを貫く
・ポジティブ/ギャップどちらのフィードバックにもお礼と感謝を伝える
・できるならば、ポジティブフィードバックを相手にもお伝えする
②「平等な存在承認」を行う
・特定の誰かにばかりポジティブフィードバックを行うと、自分にその意図はなくとも「僕にだけ無関心だ」と、返って不信感を招きかねない
③ネガティブな状況な時ほど「プロセス」「未来」に目を向けて「期待を伝える」
・結果の議論に入る前に、「〜してくれてありがとう」と感謝を伝える
・「すでに起きたことは仕方ない、今後どうする?どうしたい?」を前向きに問いかける
・「いつでも相談に乗るけれど、君に任せるよ」と可能性を承認する
・サンドイッチ方式(ポジティブ+ネガティブ+軽めのポジティブ)を取る
・Yes butではなくYes and
④ポジティブフィードバックは短いスパンで定期的に行う
・「一回では伝わらないもの」と理解する
⑤上司にフィードバックをガンガン「おねだり」する
・「聞いて良いですか?」と許可を得る
・具体的に聞く
・すぐに、積極的にお願いする
・隙間時間を狙う