あらすじ
現役ゲームクリエイターが教えるゲームUIデザインの実践ノウハウ
【本書の背景】
ゲームのUI(ユーザーインターフェース)デザインは、
ターゲットやゲームジャンルによって開発の方向性が大きく異なります。
また、ワークフローの体系化が難しい職種でもあり、
手さぐりで開発を進めている方も多いのではないでしょうか。
本書はそういった現場の「生の声」から生まれました。
【本書の概要】
ゲームUIのコンセプト策定からプロトタイプの作成、
実際のデザイン手法、実装時のコツ、業務としてUIデザインを行う際のテクニックなど、
著者がこれまで蓄積した現場のノウハウを、開発の工程ごとにまとめた書籍です。
【読者ターゲット】
・ゲームUIデザイナー
・ゲームUIに関わるプランナーやエンジニア
【目次】
Chapter1 はじめに
Chapter2 コンセプト
Chapter3 プロトタイピング
Chapter4 デザイン
Chapter5 実装
Chapter6 スキルアップ
Chapter7 おわりに
【著者プロフィール】
太田垣 沙也子(おおたがき・さやこ)
株式会社バンダイナムコオンライン プロデューサー
ゲームデベロッパーでの受託開発経験を経て、2015年にバンダイナムコオンラインへ。
IPタイトルを中心としたコンシューマー・スマートフォン・アーケード・PC向けゲームの
UIデザインおよびリードビジュアルを担当し、現在はプロデューサーとして新規開発プロジェクトに従事。
また、個人でもビジュアルデザイナーとしてクリエイター活動を展開している。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ゲームUI制作の技術書。
かなり丁寧に書かれており、UI制作未経験者でも十分理解できるものになっている。
「デザインの良し悪し」の本はたくさんあるが、ゲームUIに特化した本は珍しく、貴重だ。
UI制作に関する様々なノウハウが書かれているが、根底にある要点は以下の2つだと思う。
・いかに上手くチームと共有するか
・いかに早く試すか
個人のセンスに頼らず、チーム全体の質を高めることを目指さなければならない、ということだろう。
そのために様々なガイドラインを決め、サンプルを共有し、プロトで素早く試行錯誤していく。
「ぶっちゃけプロトで8割決まる!」は的を射ていると思う。
制作経験が豊富な方らしい、とても実戦的な内容だと思う。
例え自分が直接関与しなくても、読めばUI制作の流れは一通り分かると思う。
チームでゲーム開発をするなら、読んでおいて損はない。
質の高い、良い本だった。